24/12/23 06:02:27.83
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
柔軟剤や合成洗剤のにおいで体調が悪くなる「香害」が近年、注目されている。
(中略)
広島市中区のアルバイト女性(60)は5年ほど前から香害に苦しむ。
隣人が使う柔軟剤や洗剤のにおいで不調に陥った。2年前には洗濯物を取り入れる
ためベランダに出た際に意識を失い、化学物質過敏症(CS)と診断された。
今年7月に引っ越したが、近所の洗濯物や街ですれ違う人のにおいが耐えられない。
職場でも客のにおいで吐き気を感じ、仕事を減らさざるを得なくなった。
香り付き柔軟剤は2000年代後半以降、ブームとなった。店頭には香りを重視する
商品が多く並ぶ。23年の柔軟剤の販売金額は1216億円と15年前の2倍となった。
一方で、全国の消費生活センターへのにおいに関する相談は23年度、317件に上り、そのうち
約7割が危害を受けたと申し出た。女性は「多くの人が使うからこそ被害を理解されにくい。
逆に好みの問題とか、頭がおかしいとか言われる」と声を落とす。
消費者団体などでつくる「香害をなくす連絡会」や当事者の会「カナリア・ネットワーク全国」
は、マイクロカプセルの使用が症状の悪化などを引き起こしていると主張する。
香料を包むカプセルは摩擦や熱により時間差で破れ、香りが持続する仕組み。
カプセルがプラスチックの場合は人体への悪影響や環境汚染も懸念する。昨年1月
には、約9千人の署名とともにメーカーにマイクロカプセルなどの使用中止を求めた。
(次へ続く)