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★北陸新幹線延伸へ、京都懸念の残土処分「協力を」の声も 福井県議会
永井啓子 佐藤常敬 土井良典2024年12月21日 7時00分
北陸新幹線の敦賀（福井県）―新大阪間の延伸計画について、2025年度中の着工が困難な見通しとなった。
「小浜・京都ルート」の具体化に関わる京都市内のルートが、20日の与党整備委員会で決まらなかったためだ。
つながる先の京都で計画に強い懸念が出ており、福井県議会では京都対応を意識する声も上がる。
福井県の杉本達治知事は20日午後、取材に応じ、着工時期が整備委の目標通りにならなかったとして「大変残念」と述べた。
ただ「沿線自治体で、水の問題や地方で負担する財源の問題が大きな障害になっていることも確認された。
やむを得ない部分がある。不安の払拭を図って、地元の理解を急いでもらうことが大事」と語った。
小浜市の杉本和範市長もコメントで、ルートが決まらなかったことは「残念」としながら、
政府の来年度予算案で新幹線小浜駅の着工準備のための事業推進調査費が増額される見込みになったとして、
「新幹線を核としたまちづくりの推進が図れる観点から評価すべきものだ」と続けた。
整備委が13日まで実施した沿線自治体へのヒアリングでは、杉本知事らが財源について地方負担の軽減を主張。
さらに京都からは、地下水といった環境への影響や建設残土の処分地などをめぐり強い懸念が伝えられた。
また京都仏教会は19日、「…（以下略）
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