24/12/20 06:25:10.81
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(前略)
◆市の中心部に裸婦像 中には名品も
静岡市の中心部には彫刻作品が点在していて、少なくとも15体は裸婦像だ。
中でもJR静岡駅南口の駅前広場にある「勝利のヴィーナス」像と「洗濯する女」像は
フランス出身の画家・ピエール=オーギュスト・ルノワールの作品として知られている。
印象派の巨匠として名高いルノワールだが、晩年はリウマチ性関節炎に
苦しみながらも彫刻の制作にも取り組み、当時は若手の彫刻家だった
リシャール・ギノの力を借りながら、約15点の作品を残した。
◆市長が設置場所に疑問呈する
1994年に設置された静岡駅前の2つの彫刻像はいずれもルノワールとギノ
が手がけた原型から鋳造され、共に世界に14体しかない貴重なものだ。
こうした中、難波喬司 市長は「裸婦像自身は芸術作品なので、それ自身を否定するわけではない」
と断りつつ、「時代遅れで今の時代にそぐわない」として展示場所を見直す考えを示唆。
(中略)
◆市長の杞憂?市民に話を聞くと…
一方、実際に静岡駅南口を行きかう市民に話を聞いてみると
「(芸術作品として)すばらしいと思う」
「(芸術作品を)なかなか見る機会がないのでよいと思う」
と駅前の一等地に一流の芸術作品があることを評価する声や
「何も考えたことはなかった。気にする人がいるんですね」
「特に気にならない」
といった声が多く、難波市長の杞憂にも思える。
◆設置当時の市長は思い入れ強く
そこで我々はルノワールの彫刻像を設置した張本人であり、当時の市長である天野進吾 氏のもと訪ねた。
天野氏によれば、静岡駅の南口を再開発するにあたって地元の住民から「記念碑を置いて欲しい」
と要望があったことから、芸術文化が芽吹く街になってほしいとの期待を込めて
記念碑に代わって彫刻像2体を1億2900万円で購入したそうだ。
設置から30年が経過する中で移設の議論が生まれたことには「裸婦像だから、どうこう言われる
とは全く思っていなかった」と驚きの表情を浮かべ、「難波さんの物の考え方かもしれないが、
そんな風に考える人は、政治家としてはそんなに多くないと思う。堂々と置けばいい」と主張。
ヨーロッパでは古くから裸婦像が多数描かれてきたとして、
「『性的』と言うこと自体が未熟な感覚。『ヌードだから』と、いやらしさを感じるバカはいない」
と、思い入れの強さから口調が厳しくなる場面もあった。
(以下略)
(次へ続く)