24/12/10 15:20:13.90
★踏切で自殺装い同僚殺害容疑 日常的に暴力で服従させ「間接正犯」殺人容疑適用は異例
[2024年12月10日7時55分 ]
東京都内の踏切で昨年12月、電車にはねられるよう仕向け同僚男性を自殺と装い殺害したとして、
警視庁捜査1課は8日、殺人と監禁の疑いで、塗装工事会社「エムエー建装」（東京都小平市）の
代表取締役といずれも社員の男計4人を逮捕した。
男性は長期間繰り返し暴行を受け、4人に抵抗できない精神状態に追い込まれていたとみられ、経緯を調べる。
◇ ◇ ◇
死亡したのは、同社社員だった東京都板橋区の高野修さん（当時56）。
逮捕したのは代表取締役佐々木学容疑者（39）と、社員の島畑明仁容疑者（34）、野崎俊太容疑者（39）、岩出篤哉容疑者（30）。
死亡した高野さんは1人で踏切内に立ち入る様子が確認されていた。
しかし、現場まで同僚である容疑者らと一緒に来るなど不審な点が浮上。
警視庁は約1年かけて4人と高野さんの関係性や当時の状況を慎重に捜査し、直接的な行為はないが、
自殺ではなく殺人事件と判断し逮捕に踏み切った。「間接正犯」による殺人容疑の適用は異例。
踏切は住宅街にあり、線路を挟んで反対側まで約10メートル。車は通行できない。
衝突した電車の運転士は警視庁に「男性が1人で立っていた」と説明した。
付近の防犯カメラには、線路脇に停車する2台の車が写っており、高野さんの同僚のものだと分かった。
「一緒に踏切に来た経緯が不可解だ」。捜査1課は昨年から容疑者らの自宅を家宅捜索し、
任意聴取も重ね、高野さんの職場での状況を把握。日常的な暴行で服従させていたとみて調べを進めてきた。
死亡前、容疑者4人は高野さん宅を訪れ、うち2人が現場まで一緒に行っていた。
直前に4人が行動を共にしていることなどから殺害を共謀したとみており、
捜査関係者は「踏切に行くことを事前に4人それぞれがどのように
認識していたかを明らかにすることが、今後の捜査で重要になる」と話した。
日刊スポーツ URLﾘﾝｸ(www.nikkansports.com)