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★福島第1原発、デブリ2度目の採取を検討 東京電力
2024年11月29日 18:00
東京電力ホールディングスは福島第1原子力発電所2号機の溶融燃料（デブリ）の
試験的取り出しについて、2度目の採取を検討する意向を明らかにした。
7日に2011年の原発事故後初めてとなるデブリの取り出しを終えたが、
より多くのサンプルを集めてはどうかとの指摘が専門家などからあがっていた。
試験的取り出しに使った釣りざお式の装置でもう一度採取することも含め、具体的な工程を検討する。
作業員の被曝（ひばく）線量なども考慮する。
廃炉に向けた進捗状況を確認する経済産業省の会合で28日、出席者から試験的取り出しの継続を促す声があった。
14日の原子力規制委員会の会合でも、規制委の山中伸介委員長が
「本格的な取り出しに向けてデータを集めるならば、もう少し採取してはどうか」と述べた。
東電の担当者は「検討する」と応じていた。
東電は24年度中の着手に向け、折り畳み式のロボットアームによる採取の準備も進めている。
当初はロボットアームを用いる予定だったが、機材の開発に時間がかかり釣りざお式装置に変更した経緯がある。
日経新聞 URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)