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★福島第1原発事故 東電、浪江の原告に謝罪 原発ADR訴訟、和解受け /福島
東京電力福島第1原発事故の慰謝料増額を求めた国の裁判外紛争解決手続き(原発ADR)が打ち切られたことに対し、
浪江町民が国と東電に損害賠償を求めた訴訟で、今年3月に和解が成立したことを受けて東電が30日、同町で原告らに謝罪した。
集会で東電の秋本展秀・福島復興本社代表が「集団ADRや訴訟の手続きを含め、長期間にわたり
大きなご負担をおかけしたことに対し、心からおわび申し上げます」などとする小早川智明社長の謝罪文を代読した。
その後、原告4人が東電の謝罪を受けて意見を述べた。高校生の時に避難を強いられた20代女性は
「謝罪の中にあった『福島への責任』が本当に誠実さをもって果たされていくのか。
注視していかなければという気持ちを一層強くした」と語った。
町内在住の50代女性は「10年前に東電が集団ADRの和解に応じて追加賠償を進めていれば、
多くの町民が存命のうちに適正な賠償を受けることができた。東電の追加賠償は遅すぎた」と憤りをあらわにした。
原告団の鈴木正一団長は「言葉だけの『被災者に寄り添う』はもうたくさん。
本日の謝罪が単なるセレモニーに終わらないよう、東電の行動に期待する」と話した。
訴訟を巡っては、今年3月に福島地裁で原告696人全員と東電との和解が成立し、国への訴えが取り下げられた。
一方で、2023年5月に第2陣訴訟として原告26人が福島地裁に提訴している。【松本ゆう雅】
毎日新聞 2024/12/1 URLリンク(mainichi.jp)