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★道警ヤジ訴訟の意義とは 原告ら報告集会 「表現の自由に社会的価値」
2024年11月17日 20:42
札幌市で2019年、安倍晋三首相(当時)の街頭演説中にヤジを飛ばした男女2人が
北海道警察の警察官に排除された問題で、これまでの経緯を振り返る「最終報告集会」が17日、札幌市内で開かれた。
東京都立大の木村草太教授(憲法学)や当事者らが、道警側に損害賠償を求めた訴訟の意義などを語った。
当事者や支援者でつくる「ヤジポイの会」の主催。
原告の大杉雅栄さん(36)は「国会質問さえもまともに取り合わない政府に対し、
ヤジという一見下品で秩序を乱すような手法を取ってでも直接言葉を届けるしかなかった」と振り返った。
原告の桃井希生さん(29)は「ヤジが最善の方法だとは思っていないが、
ヤジも言えない社会に表現の自由はあるのか、という思いでこの裁判を闘ってきた」と語った。
最高裁は8月、大杉さんの排除を適法とした一方、桃井さんの排除は表現の自由の違法な侵害にあたると認めた
二審札幌高裁判決を支持する決定を出し、道警側の賠償責任が確定した。
木村教授は「表現の自由は行使する人にとって価値があるだけでなく、
社会的にも価値があり、手厚く守られなければいけない。
この判決は今後の警察活動に確実に影響を与えていくだろう」と指摘した。
道新WEB URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)