24/11/18 11:15:27.33
>>1の続き
●警察官も「トランプ支持」 若者は「家を買いたくても買えない」
美容院から次の取材に向かう途中で出会ったのは、勤務中の警察官ラリー・チャンピオンさん(24)だ。
警察官は取材に応じないことが多いが、彼は堂々と「トランプ支持者だ」と明言した。
彼もまた、生活の苦しさを挙げ、「私たちのために、トランプが何とかしてくれる」と期待する。
一方、別の視点からも支持する理由があるという。
1つは、彼は黒人だが、「民主党は私たちを分断しようとしている」と指摘し、
「黒人は民主党、白人は共和党であるべきだと考えている」と不満を示した。
トランプ氏が分断を煽っていると批判される事は多いが、
彼はむしろ民主党側こそ、分断を生み出す原因があると批判する。
2つ目にトランプ氏が、警察や治安の予算を増やすことを明言していることを挙げ
「トランプは警察の味方だ。非常に協力的だ」と強調した。
その後に訪れた、自動車修理工場では、ブレイク・クレランドさん(21)が迎えてくれた。
「上手く言えないけど、トランプを信用している以外にはない」と彼は話し始めると、
「中小企業を経営しているが、ハリスよりもトランプの政策をより必要としている」と付け加えた。
また、「遅くとも2年以内には家を買いたいと思っているのが、今の価格では確実に無理だ」と嘆いた。
バイデン政権の4年間のうち、修理工場は何度か破産の危機に陥ったが、ギリギリのところで持ちこたえているという。
彼もまた、トランプ氏に経済的な「変化」を求めていた。
●期日前投票所にはトランプ支持が続々・・・
さらに期日前投票所に行ってみると、1日に500人ほどが投票を行い、ほとんどトランプ氏に投票しているという。
実際に私たちも2時間ほど滞在して話を聞いたが、全員がトランプ氏に投票したと答えた。
また理由については、ほぼ全ての人が「4年前との生活の変化」を理由に挙げた。
選挙の終盤戦、トランプ氏は演説で「4年前よりも今の方が良い状況か?」と冒頭に聞き、
聴衆からの「ノー!」との大合唱を聞いてから、話し始めていた。
アメリカ経済はマクロ的には好調とも言われるが、現地で生活する身としては、生活費がとにかく高いのは痛感する。
ハリス氏よりも、その実感をトランプ氏はよりすくい上げて聴衆に訴えていた。
さらにもう1つ、トランプ氏を支持する理由として「ビジネスマン」「政治家ではない」
「他の政治家と違う」との声も多く聞かれた。
日本でも「永田町の常識は世間の非常識」と揶揄する言葉もあるが、政府中央の「エリート政治家」や、
首都ワシントンやニューヨークの特権階級層への不信感が増幅されていた。
権力闘争や、利権構造にまみれた既存の政治家よりも、
ビジネスマンのトランプ氏の方が良いとの意見は、これまでも多く聞かれたことだ。
続く