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★寿都町「核のごみ」の最終処分地選定 専門家シンポジウム
11月16日 09時16分
原子力発電で出るいわゆる「核のごみ」の最終処分地の選定に向けて「文献調査」が行われてきた
後志の寿都町で15日夜、専門家によるシンポジウムが開かれました。
高レベル放射性廃棄物いわゆる「核のごみ」は、長期間強い放射線を出し続けることから、
地下300メートルより深くに埋めて最終処分することになっていて、寿都町では、神恵内村とともに、
4年前から最終処分地の選定に向けた調査の第1段階にあたる「文献調査」が行われてきました。
シンポジウムは文献調査などに関して専門家の意見を聞きたいという
住民の要望を踏まえて町が初めて開き、130人余りが参加しました。
この中で北海道教育大学の岡村聡名誉教授は、日本はすでに処分地を決めている
北欧とは地質的な違いがあるとした上で、みずから町内の溶岩を調べたところ、
処分地に適さないとされるおよそ258万年前より新しい時期の
火山による溶岩の可能性が明らかになったなどと述べました。
一方、日本大学の竹内真司教授は「地層処分」の技術については1970年代から研究が始まり、
地下を調べる技術やコンピューターによる将来を予測する技術が進化しているとした上で、
処分地としてよりよい場所を探して評価する技術が確立されてきていると述べました。
シンポジウムでは最後に片岡春雄町長が今後もこうしたシンポジウムを開いていきたいとする考えを示しました。
NHK URLリンク(www3.nhk.or.jp)