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★群馬県桐生市の生活保護問題とは 発端は「分割・満額不支給」
2024年11月16日 10時00分
群馬県桐生市で生活保護制度の違法・不適切な運用問題が明らかになったのは2023年11月だった。
生活保護費を1日1千円に分割支給していた「分割・満額不支給」について、
群馬司法書士会が桐生市長に改善をもとめる要請書を出した。
要請によれば、市は50代男性に毎日ハローワークで求職活動をするよう指導。
それを確認してから千円ずつ窓口で手渡していた。
1月あたりに支給された合計額は本来支給すべき金額の半額程度だった。
市は不適切な対応だったと認め、12月には荒木恵司市長が謝罪。
今年4月には当事者である利用者の男性2人が、市を相手に国家賠償を求める訴訟を起こした。
また研究者らでつくる「生活保護情報グループ」の分析で、
桐生市の生活保護利用者数が10年間で半減していたことが判明した。
全国の有識者や支援団体でつくる「桐生市生活保護違法事件全国調査団」は4月、
申請を不当に抑える「水際作戦」などの対応が強く疑われるとし、群馬県と市に事態の解明を求める要望をした。
6月には群馬県が同市に対する特別監査の結果を公表。「申請権侵害」「仕送り強要」が疑われる事案が多数あったと指摘。
分割・満額不支給については生活保護法違反であると認定した。
桐生市は、生活保護の運用を検証する第三者委員会を設置した。
3月から10月までに5回の会合が開かれ、弁護士や学識者ら4人の委員による検証が続く。
11月27日に6回目が予定されている。
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