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★【政界地獄耳】副大臣・政務官人事が短命内閣に拍車をかける
★第2次石破内閣の副大臣・政務官人事が発表された。
副大臣・政務官は1999年の国会審議活性化法や01年の中央省庁再編に伴い、
官僚主導から政治主導にするため従来の政務次官を廃止して新設された。
ことに副大臣は強い権限を持つことになり、大臣の職務を代行、政策決定に関わり、
大臣不在の時には国会答弁も行う。一方、閣議決定には関与せず中途半端な役割ともとれる。
この政務三役の強化は自民党が導入したが、民主党鳩山内閣で事務次官会議を廃止し
政務三役会議を創設、政策への関与はより強まったが民主党政権後廃止された。
また同野田内閣では一部の副大臣を兼任させたが、手法は現在も引き継がれている。
★副大臣は内閣法制局長官、公正取引委員会委員長、宮内庁長官、各議院の事務総長・法制局長、
国立国会図書館長、東京高等裁判所長官が給与では同等になる。そう聞くと相当えらい人と感じる。
政務官は以前の政務次官と比べても権限もなく、民主党政権による運用の仕方の方が意味はあったろうが、
今は政務次官が揶揄(やゆ)されたような“盲腸”の位置にいる。
★今回の人事で石破政権は副大臣26人、政務官28人を決めた。自慢は裏金議員の起用がなかったこと。
ところが世間からは参院議員・今井絵理子の内閣府兼復興政務官、参院議員・生稲晃子の外務政務官起用が話題だという。
「そりゃ当然だ。裏金議員を外したらこの程度の人材しか今の自民党にはいないんだよ。
政務官なら答弁もなく、会見もないので矢面に立つこともないし、内閣のお勉強もできる。
そんなこと言ったら閣僚も党内の精鋭とは言えないし、先の選挙では法相、農相は落選している。
それよりも来年の参院選をにらみ参院議員の起用が目立つことの方が気になる。
ポストを与えて当選するほどこれからの選挙は甘くない」とは自民党ベテラン議員。
新人事が短命内閣に拍車をかける。(K)※敬称略
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