24/11/06 13:11:18.70
★ サッカー部元監督、男子生徒への不同意わいせつ罪などで懲役１０年判決…東京地裁「被害者の苦痛は非常に大きい」
2024/11/05 18:58
勤務先の学校の男子生徒にわいせつ行為をしたなどとして、不同意わいせつ罪などに問われた
修徳中学・高校（東京都葛飾区）元教諭で同校サッカー部の監督だった男（３０）に対し、
東京地裁（矢野直邦裁判長）は５日、懲役１０年（求刑・懲役１２年）の実刑判決を言い渡した。
判決によると、元教諭は２０２１年１２月～２３年１２月、
１０歳代の男子生徒ら４人にわいせつな行為をし、その様子を撮影するなどした。
元教諭は公判で「悪ふざけがエスカレートしてしまった」などと述べたが、
判決は「動機の一つとして被告の性的 嗜好 もあった」と指摘し、
「多感な時期である被害者の精神的苦痛は非常に大きい」と述べた。
読売新聞オンライン URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)
★男子部員にわいせつ、元総監督に懲役１０年 私立校サッカー部 東京地裁判決
2024年11月6日 5時00分
勤務先の学校の男子生徒らにわいせつな行為をし、その様子を撮影・送信させたなどとして、
不同意わいせつや不同意性交などの罪に問われた東京都内の私立中学高校元教師で、
男子サッカー部元総監督の吉田拓也被告（３０）に対し、東京地裁（矢野直邦裁判長）は５日、
懲役１０年（求刑懲役１２年）とする判決を言い渡した。
判決などによると、被告は２０２１年～２３年、指導するサッカー部の部員ら４人に
陰部などを撮影させて被告のスマートフォンに画像を送信させたり、陰部を触ったりした。
判決は、被告が４人にわいせつ行為を計１４回繰り返し、１人には不同意性交にも及んだことから
「常習性が明らかで大きな精神的苦痛を与えた」と指摘。被告がメンバーの最終決定権をもつ
総監督だったため被害者は逆らえなかったとして、「立場を悪用した卑劣な犯行だ」と述べた。
被告側は「性的欲求を満たすためではなかった」と主張したが、
被害者の動画などを多数保存していたことから、判決は退けた。
■指導者間のチェック体制を
警察庁の２０２３年の犯罪統計では、１９歳までの男性が被害者となる
不同意わいせつ事件の認知件数は１７５件で、前年より１４件増えた。
ただ、同じ年代の女性の２４０９件と比べると、大幅に少ない。
「日本スポーツとジェンダー学会」の藤山新（しん）理事長は
「性被害と言うと『男性が加害者』『女性が被害者』と捉えられがちで、
男性の被害は認識されにくい」と指摘する。
特にスポーツの現場では、被害が表面化しにくい事情がある、と藤山さんはみる。
まず、指導者と選手との間にある圧倒的な力の差だ。
判決によると、被害者は「被告に嫌われれば試合に出してもらえない」などと恐れていた。
「男は強くあるべきで、つらくても我慢すべきだ」といった「男らしさ」の価値観も、
被害の認識や訴えを難しくするという。
スポーツ現場での性被害をどう防ぐか。藤山さんは「指導者が性暴力に関する情報と
認識を意識的に身につけるほか、指導者同士によるチェック体制づくりも必要だ」と強調する。（金子和史）
朝日新聞デジタル URLﾘﾝｸ(digital.asahi.com)