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★米軍元高官からトランプ氏批判続出 元首席補佐官が告発「ファシストの定義に当てはまる」
10/24(木) 11:34配信
【ワシントン=大内清】11月の米大統領選で返り咲きを狙う共和党のトランプ前大統領(78)について、
適性を疑問視する証言が米軍元高官らから相次いでいる。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は22日、
トランプ氏の首席補佐官を務めたジョン・ケリー氏が「トランプ氏はファシストの定義に当てはまる」とした
インタビューを音声付きで報道。約2週間後の投票にこうした〝警鐘〟が影響するかに注目が集まっている。
ケリー氏は、ファシズムとは「独裁的指導者と集権的専制、軍事主義、反対派への抑圧、社会階層の存在を
当たり前とみなす考えに特徴づけられた、極右権威主義的かつ超国家主義的な政治イデオロギーであり運動」だとし、
トランプ氏は「一般的定義に間違いなく当てはまる」と語った。
ケリー氏は海兵隊出身で南方軍司令官も務めた退役大将で、トランプ政権で国土安全保障長官や大統領首席補佐官を歴任。
2018年の更迭後は政治的発言を控えていた。だが、トランプ氏が最近、民主党などの批判勢力を「内なる敵」と呼び、
その排除に「米軍や州兵」を使用する考えを示したことに強い危機感を抱き、発言を公にすることにしたという。
ケリー氏は、トランプ氏が在任中に複数回、ナチス・ドイツを率いたヒトラーについて
「良いこともした」と肯定的に評価していたとも明かした。
トランプ氏にヒトラーへの憧憬があるとの証言はこれまでも伝えられてきたが、最も間近で仕えたケリー氏がそれを認めた形。
同氏は、トランプ氏が18年にパリ郊外で行われた第一次大戦の戦没者追悼式典を欠席した際、
戦死した米軍将兵を「負け犬のばかども」と呼んだとの報道も事実だと確認した。
トランプ陣営の広報担当者は、ケリー氏の発言内容は「誤り」だと主張している。
だが、同様の警告は他の元高官からも相次ぐ。トランプ政権の19年からバイデン政権の23年まで
統合参謀本部議長を務めたマーク・ミリー氏は、米紙ワシントン・ポストの名物記者
ボブ・ウッドワード氏の近著(15日発売)で「トランプ氏は最も危険」「完全なファシスト」と指摘。
トランプ氏に仕えたエスパー元国防長官らもトランプ氏を「民主主義への脅威」と批判している。
民主党候補のハリス副大統領は23日、ケリー氏の証言は「トランプ氏がどういう人間か如実に示すものだ」と語った。
産経新聞 URLリンク(news.yahoo.co.jp)