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★杉村太蔵氏が選挙の「ネット投票」に大反対!「投票所で紙に書く、未来永劫これがベストだと思いますよ!」その理由とは?
2024.10.21 by 『杉村太蔵メールマガジン ~タイゾーの投資家視点~』
わざわざ休日に投票所まで足を運び、行列に並んで、投票用紙に手書きで候補者や政党の名前を記入する
―なぜ日本の選挙はこんなにも「面倒くさい」しくみになっているのでしょうか。
期日前投票という手はあるものの、「昭和じゃあるまいし、自分のスマホやPCで投票させてよ!」というネットの声は高まるばかりです。
でも、実はこの面倒くささこそが、あなたの大切な権利を守っていることをご存じですか?
元衆議院議員でコメンテーター、政治評論家、実業家の杉村太蔵さんは「未来永劫、今の方法がベスト」と断言。
選挙のインターネット投票は、キャッシュレス決済の何倍も難しいと指摘します。
(メルマガ『杉村太蔵メールマガジン ~タイゾーの投資家視点~』より)
●選挙でのインターネット投票、大変申し訳ないけど私は大反対なんです。そのワケについて
日本のデジタル化の遅れ、これはもう目を覆いたくなるほどです。
私はね、キャッシュレスの推進には大賛成で、私が経営している「旭川はれて屋台村」も「唐戸はれて横丁」も、
完全キャッシュレス化を目指してやってます。現金比率なんてもう1%もないんじゃないかな。
ほとんどがキャッシュレス決済です。
そんな私が、こと「選挙におけるインターネット投票」に関しては、断固反対なんです。
これは皆さん、本当に申し訳ないんですが、多くの方が「選挙でインターネット投票できたら便利だなぁ」と思っているかもしれません。
でもね、私は断言します。今の投票所に足を運んで、紙に名前を書いて1票を投じる、この方法がベストです。
そして未来永劫、これがベストだと思っています。
なぜか?それはですね、私には選挙に出馬した経験があり、同時に落選した経験もあるからです。
皆さん、選挙って何が一番重要だと思いますか?多くの方は「当選者を決めること」が重要だとお考えでしょう。
それも正しい。でも、もっと重要なのは「落選した人がきちんと諦められること」なんですよ。
●いつまでも「不正選挙だ!」では民主主義が崩壊する
例えば、トランプ前大統領が選挙に負けた時に「不正だ!」と言い出しましたよね。これ、際限がないんです。
民主主義が安定しなくなる。選挙に負けた候補者が「自分の票は本当にそれだけなのか?」と疑い出したら、
最終的には1票1票を数えるしかなくなる。それができるのが、現行の紙の投票なんです。
皆さん、もしインターネット投票が導入されたらどうなりますか?
例えば、スマホやコンビニで投票できるようになったとしましょう。
それで選挙結果が発表されて、自民党が単独過半数を獲得したら、もう野党支持者は「不正だ!」と叫ぶでしょう。
絶対に納得しないと思います。想像つきますよね?
だから、選挙制度で一番大切なのは、落選した候補者やその支持者が、最終的に「仕方ない、負けたんだ」と納得できることなんです。
いつまでも「不正だ!」って言ってたら、民主主義は崩壊しますよ。
でも今の紙の投票なら、疑っている人に「じゃあ1枚1枚数えてみてください」と突きつけることができる。それが非常に重要なんです。
ですので、私は今の日本の選挙制度、特に投票方法は世界でトップクラスだと思っています。
日本ほど選挙制度が確立されていて、不正が起こりにくい国は他にありませんよ。
ロシアみたいに選挙管理委員が買収されてるなんて話、聞くじゃないですか?でも日本は違うんです。
選挙管理委員会への信頼も高いですし、不正がほとんど起きない仕組みがしっかり整っています。
だからこそ、私はインターネット投票には反対なんです。現状では、投票所に行って紙に書いて投じる、
このシンプルな方法が最も信頼できる。そしてこれが、日本の民主主義を支えているんだと思います。
皆さんはどうお考えでしょうか?(続く)
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