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・船井電機HDの経営を巡る主な出来事 URLリンク(pbs.twimg.com)
液晶テレビ製造などを手がける船井電機(大阪府大東市)が東京地裁から破産手続きの
開始決定を受けたことが24日、分かった。2024年3月末の負債総額は461億5900万円。
同社のAV関連機器は「FUNAI」ブランドで知られたが、近年は海外
メーカーの台頭で格競争が激しくなり、売り上げが減少していた。
同社は戦後にミシンの卸売りとして事業を興し、1959年にトランジスタラジオの
製造に参入。テレビやビデオなどのAV関連機器の製造販売に進出した。
北米で高いシェアを誇り、2000年前後に業績を伸ばしたが、中国メーカーなどと競合し
業績が低迷。2021年に出版会社に買収されて上場廃止となり、持ち株会社
「船井電機・ホールディングス(船井HD)」傘下の事業会社となった。
東京商工リサーチ関西支社などによると、船井HDは23年4月に脱毛サロン大手
「ミュゼプラチナム」を買収したが、24年3月に売却。脱毛サロン大手はネット広告会社に
広告代金の多額の未払いがあり、船井HDは連帯保証をしていたが、支払いが滞った。
ネット広告会社が船井HDが保有する船井電機の株式について
仮差し押えを申請し、東京地裁が今年9月に認める決定をしていた。
今月3日には前社長の上田智一氏の退任を発表したが、
本業の不振と広告代金未払い問題で信用不安が広がっていた。
一方、船井電機は18年、大谷翔平選手が在籍していた米大リーグの
ロサンゼルス・エンゼルスとパートナーシップ契約を結び、話題を呼んだこともある。