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★接戦区獲得へ論戦激化 首相、過半数維持に懸命 立民「政治とカネ」批判 衆院選序盤情勢受け
[2024年10月17日17時52分]
与野党は17日、報道各社の衆院選序盤情勢調査を受け、各地で論戦を繰り広げた。
石破茂首相(自民党総裁)は接戦区で支持拡大を訴え、与党の過半数(233議席)維持に懸命となった。
立憲民主党の野田佳彦代表は、自民の派閥裏金事件に対する有権者の不満が強いとみて
「政治とカネ」問題を徹底的に批判した。27日の投開票をにらみ、対決が激しさを増した。
首相は長野県佐久市での演説会で、裏金事件に触れ「信頼を大きく損なった。言い訳はしない。
これからきちんと襟を正す。お許しください」と謝罪。
情勢調査に触れ「石にかじりついてでも自民、公明両党で過半数を取りたい。
逆風の中の選挙を勝ち抜いてこそ本当の力だ」と述べた。
公明党の石井啓一代表は埼玉県草加市で記者団に、与党の苦戦が伝えられる理由について
「政治とカネ問題が確実に響いている」と分析。
自民非公認の前議員を公明が推薦した対応を野党が批判していることを巡っては「しっかり応戦したい」と語った。
野田氏は、自民の政治とカネ問題が取り沙汰された選挙区を回った。
東京都江東区の街頭演説で「裏金はうっかりミスではない。組織ぐるみだ」などと攻撃。
島根県雲南市で記者団に、序盤情勢に関し「自公に勢いがないと実感している。
過半数割れに持っていくために全力を尽くす。接戦区で1票でも多く取る」と強調した。
日本維新の会の馬場伸幸代表は品川区で街頭に立ち、企業・団体献金の廃止や、
調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開の必要性を主張した。
共産党の田村智子委員長は群馬県高崎市で演説し、裏金事件を「金権腐敗」と非難。
中小企業支援を通じた賃上げや、長時間労働の抑制を求めた。
国民民主党、れいわ新選組、社民党、参政党も街頭などで票の掘り起こしを図った。
共同通信社の15、16両日の情勢調査では、自公が伸び悩み、立民が勢いを見せた。
衆院定数は465で、与党の公示前勢力は計288。(共同)
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