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>>3の続き
●安倍氏の「嘘つき」がさらに深まった横田めぐみさんの遺骨騒動
安倍の嘘つきがさらに深まったのが、横田めぐみの「遺骨」をめぐる騒動である。
日朝交渉の打ち切りで困った北側は、横田めぐみがすでに亡くなっているという彼らの調査結果を証拠立てようと、
墓から遺骨を発掘、それを、夫の金英男が直接、04年11月14日に平壌入りした藪中三十二=外務省アジア太平洋局長に手渡した。
日本政府は12月9日に、科学警察研究所、帝京大学、東京歯科大学にDNA鑑定を依頼。
科警研と東京歯科大は「遺骨が高温で焼かれているので鑑定不能」と結論を出したのに対し、
帝京大の吉井富夫講師らは「めぐみさんのものではない他の2種類のDNAを検出した」と報告した。
それを受けて12月18日、細田博之官房長官は「他の2人の骨が混ざったものであることが判明した」と発表した。
そのため安倍やその支持勢力は「北朝鮮が偽物の骨を渡した」という憎悪キャンペーンを展開し、
それに対し北は「反朝鮮謀略劇」だと反駁した。
そうした中、権威ある英国の科学誌『ネイチャー』05年2月3日号はニュース欄で、
「火葬された標本の鑑定は初めてで、今回の鑑定結果はめぐみではない
別人の骨だと断定したわけではない」との吉井本人のコメントを掲載した。
同誌の東京在住デービッド・シラノスキー記者の直接取材に対し、
吉井が「火葬された標本を鑑定した経験は全くない」ことを認めた上で、
「遺骨は何でも吸い取るかたいスポンジのようなものだ。
もし遺骨にそれを扱っただれかの汗や脂がしみ込んでいたら、
どんなにうまく処理しても、それを取り出すことは不可能だろう。
自分が行った鑑定は断定的なものではない。サンプルが汚染された可能性もある」と答えたのである。
すると細田は「『ネイチャー』記事は不適切な表現を含んでおり、科学者(吉井)の発言を誤って引用している」とクレームを付けた。
すると『ネイチャー』は3月17日号で「政治と真実の対決」と題した記事を載せ、
「日本の政治家たちは、どんなに不愉快であっても(吉井の)DNA鑑定結果が科学的に信頼できないことを正視しなければならない。
彼らは北朝鮮との闘いにおいて外交的手段を用いるべきであり、科学的整合性を犠牲にすべきではない」と反論した。
3月20日には衆院外務委員会で民主党の首藤信彦議員が科学的データの公表を求めたが、
町村信孝外相は「いちいち言う必要はない。『ネイチャー』の批判は鑑定結果に何ら影響しない」と突き放し、
そのデータは今に至るも秘匿されている。
しかも4月になって政府は突然、吉井を科警研の法医科長に“抜擢”した。
公務員となると守秘義務が生じメディアは広報を通じないと取材が出来ない。
『ネイチャー』4月7日号は追っかけて、「転職は拉致問題の調査を妨害するものと」非難。
また米誌『タイム』4月4日号も「吉井氏が用いたネステッドPCRという方法は
標本の外的汚染の可能性が高いので、米法医学では用いられていない」という重大な問題を含んでいるが
「吉井氏はコメントを拒み、日本政府は鑑定書を公表しようとしない」と、政府の隠蔽体質を指摘した。
続く