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★【政界地獄耳】「今の安倍派はおとなしくするか、党を割るか」の選択肢しかない
★昨年12月、裏金問題が事件化するころ、安倍派は5人の集団指導体制だった。
派閥の会長を決めきれず、今回引退を表明した座長・塩谷立のもと、党政調会長・萩生田光一、
国対委員長・高木毅、参院幹事長・世耕弘成、官房長官・松野博一、経産相・西村康稔(肩書は当時)の5人衆だ。
いずれも立件は逃れたものの役職は辞任。岸田政権はこの5人をはじめ、
安倍派や二階派議員の処分を決め、派閥も麻生派以外が解散した。この時も安倍派の4期生を軸とする、
いわゆる安倍チルドレンは「安倍派の攻撃を許さない」「岸田政権を即刻つぶせ」などと息巻いたが、
先の総裁選でも候補者を擁立できず、草刈り場と化した。
★今回も同様に「石破を許さない」「安倍派つぶしだ」「選挙後に倒閣だ」と威勢がいいが、
重複立候補をさせない、公認はしないと厳しい対応をされても「離党する」という気概はない。
安倍派以外の議員からは「もともと4期生は首相・安倍晋三の下、楽に選挙を通ってきていて、
追い込まれて文句を言うが、自民党の危機の元凶はやはり安倍派だ」という声が多い。
ただ、政治とカネは自民党のお家芸で、政治資金規正法や公職選挙法が改正され、
政治改革の声が強まっていても抜け道を探してここまで来た。
党の歴史は政治とカネと法規制のイタチごっこだった。
★そして、危機の時こそ、ロッキード事件で元首相・田中角栄失脚とともに三木武夫政権が生まれ、
リクルート事件で竹下政権が退陣して海部俊樹政権ができるなど、
党内主流派が下がり、非主流派が主導権を持った時期もあった。
「今の安倍派はおとなしくするか、党を割るか」(党内穏健派議員)の選択肢しかない。
96年、小選挙区制度になってから衆院選は「政権選択選挙」と言われるようになった。
「その時に内紛を抱えている党が負ける。
今、石破政権は昔の野党みたいなものだ。しかし、ここを乗り切れれば自民党は再生する。
安倍政治からの脱却だけでなく、本来の自民党に戻すだけだ」(自民党ベテラン議員)。
その結果は今月末に出る。(K)※敬称略
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