24/09/16 08:05:14.05
(>>1からの続き)
◆罪悪感を抱える子どもたち…リモート授業という選択肢を
現在、学校とはプリントでやり取りしているほか授業は、タブレット
端末を使ってリモートで参加しています。奏さんが通う中学校では出席扱い
にはなりませんが、選択肢があることが奏さんの心を楽にしているようです。
◆“得意なこと”で取り戻した自己肯定感
他人より出来ないことが多く自己肯定感が下がった奏さんの心を救ったのは、ミシンでの作品制作です。
会場には、これまで手掛けた帽子や鞄のほかゲームキャラクターの衣装や、学校の制服も並びます。
その実力はミシンの全国コンテストで優秀賞をとりながら、さらに「ぬいぬい屋SOU」
というブランドを自ら立ち上げイベント会場でポーチやカバンなどの雑貨を販売しているほどです。
(中略)
きっかけは、小学校に入学前。雑巾縫いに追われる母親のお手伝いで
ミシンを使って以来、ミシンでの作品作りに没頭します。
(中略)
一方、自分が手がけた作品で誰かに喜んでもらいたいという
思いは、技術の向上となり、自己肯定感の回復にも繋がります。
◆学校は嫌いではないけど…複雑な心境
(中略)
母親
「夏休みは毎日ミシンをしているよね。中学校からは(苦手な)
筆記を頑張るより(受賞歴を内申点に書ける)ミシンを頑張った方が
いいんじゃないかと言われて、その言葉はすごくうれしかったよね」
奏さん
「(筆記は)頑張ったところで結果が見えているから」
今ではイベントの主催者から出店を誘われることも増えた奏さん
親子は「ありがたいことだ」と多くの人との縁を感謝しています。
(中略)
奏さん
「苦手なことは目を向けないようにしている。自分の中では筆記用具
という言葉はない。キーボードとフリップ入力しかない」
母親
「自分の力量を分かっているというか、きょうはここまで、みたいな」
(中略)
奏さんには初めての講演を終え
「学校に適応できない人がみんな落ちこぼれになって
しまうのは嫌だという気持ちを伝えたかった」
と話していました。
(次へ続く)