【裏金・自民党】 小選挙区制が招いた政治の劣化 田中秀征さん「有権者は、政治家がいう『政治にはカネがかかる』という言い訳を安易に受け入れてはならない」at NEWSALPHA
【裏金・自民党】 小選挙区制が招いた政治の劣化 田中秀征さん「有権者は、政治家がいう『政治にはカネがかかる』という言い訳を安易に受け入れてはならない」 - 暇つぶし2ch1:擬古牛φ ★
24/07/11 10:45:39.31
★小選挙区制が招いた政治の劣化 田中秀征さん語る「中選挙区連記制」

聞き手・小村田義之2024年7月11日 7時00分

 自民党派閥の裏金事件が起きても、政治家たちの動きは鈍い。
1993年に非自民連立の細川護熙内閣で首相特別補佐を務めた元新党さきがけ代表代行の田中秀征さんは、
小選挙区制の下での政治の劣化をどう見るのか。「中選挙区連記制」の導入を提唱する田中さんに聞いた。

 ―裏金事件への対応の鈍さもあって、政権や自民党の支持率が下がっています。

 「岸田文雄首相はこの問題の全容解明もせず、唐突に派閥解消を唱えたり、不公平感のある処分をしたりしました。
医療にたとえれば、精密な検査もしないで外科手術をしたようなずさんな対応で、党内から不満が出るのも当然でしょう。
政治資金規正法の改正も小手先で、抜本改革には踏み込んでいません」

 「有権者は、政治家がいう『政治にはカネがかかる』という言い訳を安易に受け入れてはいけません。
なぜ政治家がカネを集めるかといえば、カネのかかる政治をしているからです。
たとえば結婚式や葬儀への慶弔電報や、高価な飲食への政治資金の使用を禁じれば、相当のカネを減らすことができます」

●岸田首相は選挙制度改革に身を捨てる覚悟を

 ―岸田首相は続投に意欲を示しています。

 「岸田氏が取るべき道は二つしかありません。
裏金問題の責任をとって退陣するか、政治の劣化を招いた制度の抜本改革を主導するか。
私は、衆院の小選挙区制をやめる選挙制度改革に着手すべきだと思います。
国民の政治不信が極度に高まっている今を逃せば、この先何年も抜本改革はできなくなる。
裏金問題にみられる政治の劣化の主因は小選挙区制にあり、その改革のためにこそ首相は身を捨てるべきです」

 ―小選挙区制に替わって、どんな制度を考えていますか。

 「私は『中選挙区連記制』がいいと思います。定数は3~5で、有権者は2人の候補に投票できる。
ひとつの政党から複数の候補を同じ選挙区にたて、有権者は従来のように1人の候補を書くのでなく、
2人の名前を書くことができます」

 「小選挙区が導入される前の中選挙区は、1人の名前を書く単記制で、
同じ政党内での複数の候補によるサービス競争が問題となりました。
連記制はこうした問題が起きにくく、同じ党の候補は互いに協力する可能性が高くなる。
有権者は、与野党に1票ずつ投じる投票もできます。
野党も2人の候補を出せば、小選挙区制より二大政党が実現しやすいでしょう。
それに無所属の優れた候補が勝つ余地も広がるし、小選挙区制で問題になる『1票の格差』の解消にも役立ちます」

●政治家は「予算と利権」の運び屋に?

 ―30年前の政治改革の時から田中さんは小選挙区制に反対していましたね。

 「細川さんにとっても、小選挙区制導入は大きな妥協でした。
1992年に日本新党の『結党宣言』でも私と同じ『中選挙区連記制』の検討を掲げていました。
ところが小選挙区制を待望する熱病のようなムードがあり、妥協を強いられたのです。
それから30年、小選挙区制の弊害は明らかになりました」

 ―田中さんの意に反して妥協してしまった、と。

 「当時から私は小選挙区制に反対でした。もともと当時の政治改革は、リクルート事件などの構造汚職の根絶をめざしたもの。
刑罰強化などが本筋なのに選挙制度のせいにした。そしてそれが二大政党をつくるための小選挙区制という話になっていきました。
でも、二大政党は社会にある二つの思想性や政治潮流を反映するもので、小選挙区制にすれば二大政党ができるという発想はおかしい」

 「また、地方分権を徹底しないまま小選挙区制を導入すると、政治家は予算と利権の運び屋になりかねないのです」(続く)

朝日新聞デジタル URLリンク(digital.asahi.com)

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