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★ 若い世代の痴漢被害調査「被害受けた」10%余「連絡せず」80%
2024年7月4日 12時34分
若い世代の痴漢被害の実態を把握して対策に生かそうと、内閣府は全国調査を初めて行いました。
被害を受けたことがあると回答した人は10%余りだった一方、
警察などに連絡しなかったとする人が80%に上り、内閣府は相談体制の強化を図る方針です。
調査はことし2月に全国の16歳から29歳を対象にオンラインで行われ、3万6000人余りから回答を得ました。
それによりますと、痴漢の被害を受けたことがあると回答したのは3804人で、全体の10.5%でした。
被害にあった回数は
▽1回が最多で42.2%
▽2回が27.3%
▽3回から5回が23.4%
▽6回から10回が3.6%
▽11回以上が3.4%でした。
また被害の時間帯は午前6時から9時が34.5%、被害の場所は電車内が62.8%で、
それぞれ最も多くなっています。
一方、被害を受けても警察などに「知らせなかった」と答えた人が80%に上り、
その理由については「大ごとにしたくなかったから」とか
「通報するほどのことではないと思ったから」と答えた人が、それぞれ4割を占めました。
内閣府は、痴漢は誰にでも起こりうる被害である一方、重大犯罪だという
認識が十分に浸透していないとして、相談体制の強化を図る方針です。
NHK URLリンク(www3.nhk.or.jp)