24/07/04 13:18:52.09
★郷原信郎弁護士「小池候補落選運動」の正義と法理 「ネット選挙」解禁後、日本の未来を拓く切り札の可能性
2024.7.1(月) 伊東 乾
困ってしまいました。投票したい候補がいないのです。
東京都知事選の話です。私も東京都民なので「清き一票」を持っているのですが・・・。
これはまた、何をどう間違えれば、ここまで破れ鍋にとじ蓋というか、
およそ投票したいと思う人が一人もいないラインナップが作れるのかと感じているのです。
世も末というべき掲示板枠の「売却」と「ジャック」、ほとんど無茶苦茶というべき
乱立候補群による政見放送の末期症状化・・・。
正直、票を投じたいという人がおりません。
ところが、そのことによるメリットも一つあるのです。「落選運動」の権利という自由を、
私自身、獲得することができました。これについてお話したいと思います。
今回は「21世紀型選挙」の新しい可能性「落選運動」について、法的な裏付けを含め検討してみましょう。
●郷原信郎弁護士の鮮やかな「小池落選運動」
迷走する都知事選の中で、一服の清涼というべき鮮やかな展開を見せているのが、
元・東京高検検事の郷原信郎弁護士による「小池百合子候補落選運動」です。
6月19日、新宿駅前での旗揚げ演説動画に続いて、6月24日の夕方は都庁前で、
家路を急ぐ都庁職員にも声が届くように小池候補の3選阻止を訴えた街頭演説。
いずれも、小池候補の「カイロ大学への文書依頼」を暴露した小島敏郎さんの論旨同様、
現役最前線の弁護士が法理に則り、明快な論理で展開される、胸のすくような「反選運動」のロジックです。
郷原弁護士の「落選運動」が、かつて最も鮮やかにヒットしたのは2021年10月の衆議院議員選挙、
神奈川13区で、現役の自民党幹事長であった甘利明氏が選挙区敗退したケースでした。
政治とカネの問題に、まともなシロクロをつけぬまま、ここで「当選→民意の承認を得た→ミソギ、うやむやOK」の
お墨付きを出すことは日本の憲政全体を考えても、絶対に阻止しなくてはならない事態との決意をもって、
郷原さんは全力で取り組まれた。
その結果、比例復活により辛うじて議席は確保したものの、
史上初めて現職の自民党幹事長が落選というケースとなり、甘利氏は幹事長を辞任しました。
これと同様、あるいはさらに上回る「浄化効果」を期待できるのが、今回の「小池百合子候補・落選運動」です。
小池氏は自身の「学歴詐称問題」に対して、まともに答えを出したことがありません。
さらに、都議会での答弁は実質的な拒否を続けています。
昨春には、知事に直接仕える立場である都庁「企画政策局」の若手、中堅職員が30人、
まとめて辞職するという、ありうべからざる珍事が発生していました。
なぜか?
まともで地道な政策の積み上げに興味がなく、一過性の人気取りに役立ちそうな、
思い付きの「政策未満」を、あれこれと繰り出し、都の財産を自分の売名のためにバラマキ続ける、
小池百合子「知事」の姿勢に心底嫌気がさしたから、とのことです。
まともな政策案をもっていっても、知事には全くやる気がなく、都庁内部には饐えた空気が蔓延してしまった。
でも、そのような内部情報を漏らすと、翌日には「犯人捜し」が始まり、
村八分のような前近代的ないやがらせのターゲットにされてしまう。
こんな体たらくで、30人からの人材が都庁企画政策局を去っていった。
こんな「都政」を続けさせることだけは、絶対に阻止しなければならない・・・。
こうした事実が、郷原さんの今回の「小池落選運動」への、大きな動機になっているわけです。
ちなみに、さきほど郷原弁護士のユーチューブチャンネルを見て気づいたのですが、
2020年6月に決定的な記者会見を開かれたロンドン在住の国際金融作家、
黒木亮さんとの対談で黒木さんから、私のこのJBpressの連載にも言及をいただいていました。
JBpress URLリンク(jbpress.ismedia.jp)
続きは>>2-4
2:擬古牛φ ★
24/07/04 13:19:41.71
>>1の続き
黒木さんとはいまだ一面識もありません。
ですから当然、事前のコンセンサスなど一切ありません。ですが、大変光栄なことだと思っています。
黒木さんは、もともと三和銀行(現三菱UFJ銀行)、三菱証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)などのロンドン支店・現地法人に勤務。
トルコやエジプト、アラブ・アフリカ圏への国際協調融資などプロジェクト金融の最前線で闘われたのち、専業作家として独立。
金融小説のほか、産経新聞に連載された「法服の王国」で戦後司法史を深く抉り、そこで郷原弁護士と知り合われたそうです。
もとよりアラビア語を筆頭に必要な準備がなければ三和銀行ロンドン支店でアラブ向けの融資案件などに取り組めるわけがありません。(続く)
●ネイティブ相当の語学力を得るのは難しい
早稲田大学法学部卒業後、三和銀行在職中に同行の派遣でカイロ・アメリカン大学
(英語で学ぶことができるシステムとのこと)で上級アラビア語コースを修められたのち、
中東研究科で修士論文を仕上げられ、ロンドンでのアラブ金融業務についておられる。
つまり、会社のお金で留学させてもらい、大変なプレッシャーのもと、
規定の期間で語学研修から大学院修了まで責任を全うされ、
お金を扱う仕事で中東人相手にアラビア語を併用する商談の一線に立たれた。
そういうシビアなプロが耳にして「いったいこれは何事か?」と耳を疑ったのが、
小池百合子氏のアラビア語だった。
もともと瀬古利彦選手のチームメイトとして早大競争部で箱根駅伝にも出走、
4年次には20キロで道路北海道新記録も出された、フェアなスポーツマン。
アスリートの地金を黒木さんはお持ちでした。
そんな黒木さんは、公人であるはずの都知事が「カイロ大学首席卒業」を掲げながら、
どう考えてもまともとは言い難い「アラビア語未満」を口にする小池百合子氏に、
強い疑問を持たざるを得なかった。
この状況、私は小池候補に近い立場で、よく分かる気がするのです。
私は母が英語教師で、自宅でも(つましい家計を支えるべく)
私が物心つく前から教室を開いていたので、私は英語はそれなりに使います。
交渉事で相手から有利な条件を引き出すようなやり取りを心がけてはいます。
でも、英語圏に連続3か月以上長く滞在して学位を取るなどの経験はありません。
明らかに母語話者の足元にも及びません。
事務の処理は普通にしますが、いまでも随時「字引き先生」の厄介になって、
確認しながらでないと危なっかしくて、いい加減な英語は使えません。
ドイツ語やフランス語も仕事の必要で使っておりますが、
きちんと留学した人には明らかに比較にもならないくらい、私には劣った語学力しかありません。
亡くなったフランスの指揮者・作曲家、P.ブーレーズも二言目には
「自分の語学は最低最悪」を口癖のように言いながら、流暢なドイツ語や英語で実務をこなしていました。
実際、我々楽隊はそれでも許されてしまう現場があった背景が、私の場合、よくありませんでした。
先日亡くなった小沢征爾さんのベルリンフィル初登場、初回練習冒頭の挨拶として
「グーテン・モルゲン(ドイツ語)エブリバディ(英語)レッツ(英語)ツーザーメン(ドイツ語)
シルヴプレ(フランス語)」という各国語ちゃんぽん発言が、笑い種として伝えられています。
しかし、こういう傾向になってしまうのは、私自身も経験があります。
簡単な挨拶程度はフランス語でもできるし、音楽のリハーサルで必要な範囲は何とかなる。
でも、ちょっと込み入った内容を話そうとすると、フランス語が口をついて出てこない。
むしろ別の言語、英語やドイツ語が出てきてしまう。
留学してきちんと現地語で学位取得などしていない人間は、どうしてもこういう傾向を拭い切れません。
続く
3:擬古牛φ ★
24/07/04 13:20:14.06
>>2の続き
小池候補がめちゃくちゃなアラビア語になるのは、不十分な学修経験しかないものであれば
誰でも陥る典型的なものであるし、それなりに経験を積んだ大人の年齢の人なら、
こういうことは自ら恥じるものですから、およそ強弁などできたものではない。
現役の国立大学教授職として、学生たちへの示しとしても、できることとできないことの
是々非々は、しっかりつけることを強調しています。
東京大学を筆頭に並みいる大学教授、名誉教授陣、ノーベル賞や文化勲章を受けられた先生がたが、
国際会議などの場で、みなさん謙虚に、母語でない言語の不十分を、含羞をもって一礼お詫びされたりする。
そういう当たり前の謙虚さが、見事に微塵もない。
それが今回の小池候補の開き直りで観察される状況と思います。
きちんとやったことがある人は、自分の足りない部分も正直に謙虚に認めます。
それができない人は、生まれてこの方、リアルな業績が実は一つもない人間である場合が、
少なくとの一部の業界においては、少なくありません。
●田中角栄の明晰さ、学歴との関係は?
小池候補は、なぜ「甲南女子高等学校卒業」(ちなみに甲南は私の伯父の母校です)
「関西学院大学社会学部中退」、カイロ大学「2年編入、中退」と正直に書けないのか?
(ちなみに関西学院は、甲南の伯父の父、私の祖父の母校です。
いずれも旧制高校で、その後、大学に進学していますが、ウチの母方と小池氏の故地は神戸近在の同じエリアです)
本質的な部分で、自信がある人なら、こういうつまらない嘘をいつまでも引きずることはないことが大半です。
また、そうしたふんぎりと分別のつかないところに、学術的な背景を踏まえた
公職としての判断業務への適性に欠ける要素を私は強く感じます。
例えば故・田中角栄氏は「新潟県刈羽郡・二田尋常・高等小学校卒」を前面に押し出しつつ
「コンピューター付きブルドーザー」の異名を取る明晰さで知られました。
実際には高等小学校卒業後も、東京で「中央工学校」などを卒業しているのに、
あえて軒先を低くした。
結果的に党人政治家と官僚政治家、双方の特長を併せ持つ稀有な能力を発揮した。
ほかにいくらでも確かな実績があるので、学歴などで虚勢を張る必要が一切なかった。
もちろん、その後の人生は周知のように賛否両論に分かれます。
でもいま、小池候補の記者会見どころか都議会の答弁ですら拒否連続の体たらくと、
田中角栄氏の記者会見や演説(生前最後の公開演説、66歳)などと見比べると、明らかに器が全く違います。
比べるのも失礼、という気すらします。
角栄演説の内容に含まれる諸問題は措くとしても、政治家として立つ信念と
言語の明晰さ、強さ・・・昨今の泡沫候補群の太刀打ちできるところでは全くありません。
「ウソのない領分」で、誠実に物事に向き合う。そういう都知事候補が立ってくれれば、
大いに応援したいと思うのですが・・・。
続く
4:擬古牛φ ★
24/07/04 13:20:43.20
>>3の続き
●憲法の保障する「落選運動」権
再び、郷原弁護士の展開する明快、明晰な「落選運動」に話題を戻しましょう。
これが、憲法の認める国民の権利であることを、最後に整理しておきます。
万人が持つ「落選運動」の自由。
これは閉塞し切った日本の選挙を変える、一つ分岐点になる大事な分かれ道かもしれないと思っています。
きっかけは平成25(2013)年に実施された「ネット選挙」の解禁にあります。
有権者が、例えば**党員の個人が、自分の応援する候補を当選させるよう、
スパムメールなどを送ることなどは禁止されています。
しかし、政党が公開のホームページなどを使って選挙活動を行うことは認められています。
ただしこの際、「電子メールアドレス等」責任の主体と連絡が取れるネットワーク上の
コンタクト先を明記することが、義務付けられています。
これは選挙活動として、特定の候補を応援する際にも認められると同時に、
特定の候補の落選を訴える内容についても同様に認められ得る―ことに、
些細な条文の細部からですが、元検事で明晰の極みにあるような郷原弁護士は気が付いた。
実際、このような権利は明らかに認められる必要があります。
何となれば、日本国憲法21条に
集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
と明記されているわけですから。
名誉棄損その他法令に反しない限り、主権者国民が特定候補が公職の地位に就くことに
疑念や反対の意見表明を禁じることはできないからです。
ただし、特定の候補を応援するために、別の候補のネガティヴ・キャンペーンを行うことは、
公職選挙法に定める「選挙妨害」に相当しますので、厳密に禁止されています。
今回の、世も末のような「都知事候補」陣。あの末期的なポスター看板を大学の正門前で
目にしたとき、私の脳裏にすぐ浮かんだのは、故・水木しげる氏描くところの「妖怪・百鬼夜行図」でした。
別段、どの候補が砂かけ婆だとか、子泣き爺だとか、そういうことではありません。
魑魅魍魎の群としか、目に映らなかったという話です。
率直に、いま名の上がるどの候補も、およそ応援したい気持ちになりません。
実際には、最悪の選択を避けるべく、次善の候補を選んで票を無駄にはしないつもりです。
でも率直に言って「苦肉の策」というところです。
私個人、与党側にも野党側にも、この人が都知事選に出るなら大いに応援したい、という人は存在します。
しかし、そういう人たちは今回は関わり合いにならないでおこうという判断を下してしまったようです。
「特定候補を応援しない」という意見を表明すれば、法と条例の認める範囲で、
どの候補に対してどのような「落選の勧め」を行っても構わない。
この新しい「ネット選挙以降」の可能性を推し進められる郷原伸郎弁護士や黒木亮氏、
あるいは都庁OBの澤章さんなど、筋道のきちんと通った背筋の伸びた大人の清新な決意に、
私は希望を見出す思いを持ちます。
民主政治のルールとシステムに律儀な正義派の活躍に、未来への期待をつなぎたい。
とりわけ「若い有権者」諸君と教室で時間を共にする一大学教官として、
誰を応援するとかしないといった「党派性」ではない、物事の理非を客観判断する大切さを伝えたいと思うのです。
以上
5:ポるぽっトン
24/07/04 13:23:34.43 ed7PpGivd
自分が立候補も出来ず 他人批判の知恵遅れ、卑怯者
見つけ次第逮捕即死刑現行犯
この世は独裁に限る
6:名無しさん@15周年
24/07/04 14:23:47.50 cyeFUUbgZ
職業選択の自由があるから、
政治家になりたくないことを責めるのも…
言論の自由があるから、
批判することを責めるのも…
どちらも筋ちがい♪
思想心情、心の自由があるから
候補者に「こうした方がいいよー」と助言で応援するのはアリだけど、
「支援,投票して欲しけりゃこうしろよ」と強制は許されない。
7:名無しさん@15周年
24/07/04 16:15:17.38 fSWp47G7d
マンネリな世の中が続く訳ないじゃん
8:ポるぽっトランプ
24/07/04 16:22:20.42 LpnCsRlBK
何があっても、間もなく寿命
生きても20年
死ねば良事、悪事も全て「無」
9:名無しさん@15周年
24/07/04 17:00:08.29 fSWp47G7d
気候変動なんとかしないと
人類に未来は無いんじゃねーの
10:過去ログ ★
[過去ログ]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています