24/05/26 23:05:34.38
(>>1からの続き)
◆男性の自殺者は女性の2倍「男性は女性より死にやすい」
「でも、男性は強いでしょ?」と、言いたくなる気持ちはわかる。
だが、男性は強くない。たとえば、男性は女性よりも死にやすい。
厚生労働省がまとめた「令和4(2022)年簡易生命表」によると、日本における平均寿命
は、女性は87.09歳に対して男性は81.05歳。一般的な平均から見て約6歳もの差がある。
さらに、厚生労働省と警察庁がまとめた「令和4(2022)年中における自殺の状況」を見ると、
年間で2万1881人いる自殺者のうち、男性は1万4746人に対して女性は7135人。
男性は女性より約2倍も自殺者が多いのだが、それが顧みられることはほぼない。
男性は孤独死を迎える割合でも女性より多く、全体の8割を占める。
また、配偶者がいない場合は、さらに早く死ぬ。2018年人口動態調査をもとに、配偶者有無
による死亡年齢を見ていくと、未婚男性の死亡年齢中央値は66歳、また離別は71歳となっている。
有配偶男性の平均寿命である81歳からすると、未婚男性は15年も早く死んでしまうのが実情だ。
いっぽう、女性は有配偶者の死亡年齢中央値が78歳。意外にも、たくましいのである。
死亡年齢における男女差の原因には、男性のセルフネグレクト傾向が語られている。
男性は自分を大事にしていい、人に頼っていいと言われて育っていないがゆえに、
コミュニティや医療に頼れず、死へまっすぐ向かってしまうのだ。
これは、単に本人の意識の問題ではない。なぜなら、男性が弱音を吐いたとき、周りは同情
ではなくバカにした態度を取るからだ。職場では出世しづらくなり、恋愛ではモテなくなる。
鬱病の履歴があったことを告白しても女性は結婚できるが、男性は結婚できなくなるだろう。
同性からは茶化され、異性からは避けられる。男性にとって、弱音を吐くことにメリットはないのだ。
そもそも、男性は寿命が短いのだから、本来ならば孤独死は女性のほうが多くて自然と
なるべきだろう。だが、実態は男性がより孤独になりやすく、孤独に弱い生き物なのだ。
(次へ続く)
3:つくび ◆POKEMONOjk@筑美憧嬢φ ★
24/05/26 23:05:58.99
(>>2からの続き)
◆孤独な男性を受け入れるコミュニティの不在
なぜ、男性は女性よりも早く死ぬのに、孤独死では割合が高いのか。
その背景には、コミュニケーション能力の差が影響しているとも言われる。
だが、これも政府が発表した「無意識の思い込み」である。実態は少し異なる。
まず、孤独な男性を受け入れるコミュニティが、異様に少ないのだ。
たとえば、男性へインタビューすると、こんな話を聞かされる。
「中年以上の男性がひとりで公園にいたら、不審者と思われて通報される」
「趣味のサークルでも受け入れてもらえるのは若い男性だけ。
40代を超えたら趣味のサークルにわざわざ顔を出すなんて……と怪しまれる」
「若かったころ、コミュニティで中年男性を見ると警戒していた。
男性の自分が警戒するのだから、女性が警戒するのは当たり前だと思ってしまう」
フェミニストはよく「孤独死しないために、男性は友達を作れ」と語る。
だが、実際に趣味のサークルへ参加しようとしても、男性は差別される。
たとえば、書籍『弱者男性1500万人時代』では、ひきこもりの自助グループですら、中年男性がのけもの
にされる実態が明らかになった。身なりにあまり清潔感がなく、どんな仕事をしているか分からない。
そういう中年男性がコミュニティにあらわれたとき、同じくみずぼらしい
身なりの女性と比べて、どちらが大事にされるかは一目瞭然である。
そして、そんな男性に対して「怖いから仕方ない」「だって、キモいんだもん」
という言葉を放つことが正当化されているのが、現代の日本だろう。
(次へ続く)
4:つくび ◆POKEMONOjk@筑美憧嬢φ ★
24/05/26 23:06:22.87
(>>3からの続き)
◆男性の生きづらさを埋めるには
男性の生きづらさを変えるには、男性に対する無意識の思い込みを、少しずつ変えていくしかない。
かつて、女性に押し付けられてきた性役割のことを、エッセイストたちは「呪い」といった。
「女の子なんだから、勉強はほどほどでいいんだよ」
「家事育児は女性の仕事でしょ」
「女性だからお茶くみをして当たり前」
「女性だからこうあるべき」「男性だからこうあるべき」といった偏見を排する、男女雇用機会均等法が施行
されて約40年。一昔前より少なくなったとはいえ、いまだに私たちは無意識のうち、偏見にとらわれている。
とはいえ、進歩もあった。女性の生き方は自由になりつつある。無理やり結婚させられない自由を、われわれ女性は
徐々に手に入れてきた。LGBTQに関する情報も豊富になり、性別にとらわれない生き方を模索する人も増えはじめた。
こうした中で、これまで強くあり続けた男性が、弱さを見せる機会はいまだに訪れていない。
今こそ、男性に対する差別に目を向けてもいいのではないだろうか。
「男性は家族を養うもの」「男性だけが戦場に出るもの」「男性が女性を守るもの」
……といった「呪い」を男性も解いていく時代が、ようやくきたのだ。
(以下略)
(終わり)
5:名無しさん@15周年
24/05/27 00:17:02.64 AHCcSWtjU
不正改造車やオートバイで
皆に迷惑をかける
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