24/04/15 22:20:39.01
URLリンク(bunshun.jp) 【前編】
被害総額60億円と言われている広域特殊詐欺事件、通称「ルフィ」事件。
(中略)
組織の幹部として暗躍した柴田千晶被告。
(中略)
高校を卒業してから多くの時間を夜の街で過ごしてきた柴田。
(中略)
愛嬌のある柴田は働く店では決して不人気ではなかったが、
ナンバーワンなど日の当たる場所にいたわけではない。
(中略)
鬱屈とした思いが溢れるようになった頃、キャバクラの元同僚から声をかけられた。
「フィリピンにいる知り合いの実業家が、現地で働ける人を探しているみたい」
(中略)
27歳。今後の身の振り方に悩む柴田にとっては「渡りに船」と言っていいかもしれない。
(中略)
◆異国で恋に落ちた男の正体
2019年3月16日。マニラのニノイ・アキノ国際空港に柴田はひとりで降り立った。
(中略)
柴田を笑顔で出迎えたのは、ルフィグループの幹部、渡邉優樹だった。
(中略)
がっしりとした体躯をブランドもののスーツで包んでいるが、そこはかとなく漂う「ある種のにおい」。
夜の世界が長かった柴田の直感は的中する。決して真っ当ではない世界に片足を突っ込んでしまったことを―。
ここで逃げ出すこともできただろう。しかし、妖しい雰囲気ながら優しい言葉をかけて
くれ、今まで出会ってきた男とはどこか違っていた。柴田は渡邉に惹かれたのだ。
◆渡邉に命じられるがまま、日本からフィリピンに金を運ぶ
2人はその日のうちに男女の仲になった。
(中略)
(次へ続く)