15/11/22 01:00:49.63
(>>1から続き)
現在でも中東は、かつてのバルカン半島をしのぐといってもいいほど
リスクの高い「火薬庫」となってしまった。
ISは、サイクス=ピコ協定の終焉を目指している。
欧州ではこれまで、今回のパリ以外にも、
ロンドンやマドリードで一般市民をターゲットにしたイスラム過激派によるテロが起こっている。
いうまでもなく、中東の国々ではそれ以上の数や規模のテロが日常茶飯事だ。
10月31日、エジプト東部シナイ半島で墜落したロシア機も、テロによるものと断定された。
この問題は簡単に解決しない。
100年前の話が発端で、100年間も解決されなかったからだ。
テロはいかなる理由があっても認められない。
ただ、この100年間の歴史も同時に頭に入れておくと、
サイクス=ピコ協定の関係国(英、仏、露)と、その後、覇権を広げた米国が危ないことがわかる。
以上の話は、高校の世界史レベルの知識でわかる。
中東問題をより理解するためには、学生時代に戻り、
歴史の再学習をして、大きな歴史の流れを振り返ることが重要だ。
(以上)