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(>>1から続き)
一方、20日の議会演説については、英紙フィナンシャル・タイムズが
「議会制が誕生した揺りかごでみせた習氏のぶざまな瞬間」と紹介した。
習氏は演説で「英国は最も古い議会制国家だが、中国は2000年も前から法治の重要性を語ってきた」と述べ、
民主主義に関係した中国批判は受け付けないとの姿勢を暗に示した。
同紙はこれに対し、「法の支配」の理念を生み、近代民主憲法の礎石となったマグナカルタ(大憲章)制定800年を迎え、
中国で巡回展示を行う予定が急きょ、当局に中止させられたことを紹介。
「中国に法治と民主主義を強調する資格があるのか」「自分たちに有利な歴史だけ言及した」などと批判する議員たちの声を報じた。
バーコウ下院議長も習氏の演説前に、ミャンマーの民主活動家、アウン・サン・スー・チー氏を「人権のチャンピオン」と呼び、
インドを世界最大の民主国家と称賛。
中国に「強国としてだけでなく、道徳的霊感を与える国になることを願う」と述べ、
「強さをひけらかす中国」(英紙ガーディアン)をけん制した。
キャメロン英首相は中国の人権問題について批判を封印する。
だが、人権や民主主義など価値観をめぐる英中の戦いの行方に、世界の注目は集まっている。
(以上)