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ＮＨＫの報道番組「クローズアップ現代」をめぐる問題で、放送倫理・番組向上機構（ＢＰＯ）の放送倫理検証委員会（川端和治委員長）は８日、
同番組を審議対象とすることを決めた。
審議するのは、昨年５月放送の「追跡“出家詐欺”～狙われる宗教法人～」と、同年４月に関西圏で放送され、同番組の基になった「かんさい熱視線」の２番組。
多重債務者に出家を指南するブローカーとして登場した男性が、自分はブローカーではなく、記者から演技を頼まれたとして訂正放送を求めている。
ＮＨＫの調査委員会は先月２８日、事実の捏造ねつぞうにつながる「やらせ」を否定した上で、不十分な取材や過剰演出を認めて担当記者ら１５人の
懲戒処分を決定。
検証委も今回は捏造などの虚偽放送でなく、番組表現の問題として審議を行う。
川端委員長は「放送局として視聴者への報告や処分も終えているが、検証委として意見を言うことに意味がある」と話した。
ソース 読売新聞
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