15/10/15 08:25:41.53 ExccH3i/.net
国際化が進み、多様なルーツや文化的な背景を持つ日本の代表選手が増えている。
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出場をその国のパスポート保持者に限る「国籍主義」を採らないラグビーのワールドカップ（Ｗ杯）で
日本代表は、３１人中１０人が外国出身だった。その活躍に人々は熱狂した。
「日本代表に外国人選手が出てきたり、私が選ばれたり。日本の社会も少しは変わってきたけど、まだまだかな」。
そう話すのは今年３月、１９５２年から毎年開催される美の祭典「ミス・ユニバース」の日本代表に選ばれた宮本エリアナさん（２１）。
アフリカ系米国人の父を持つ彼女は、両親のどちらか一方が日本人ではない初めての代表となる。国際化を象徴したが、
ネット上などでは「日本人らしくない」と批判する言葉が並んだ。
宮本さんは長崎県佐世保市出身。米軍佐世保基地に勤務していた父と、日本人の母との間に生まれた。
幼い頃は容姿でからかわれたり、ゴミを投げられたり、いじめも経験した。学校の登校前にはみんなと同じになるように、
２時間かけて癖のある髪を真っすぐに整えた。
「テレビのＣＭで流れる『美白』という言葉が大嫌いだった。化粧品で白くなるわけではないから」と振り返る。
嫌な思いを忘れさせてくれたのが小学３年から始めたバレーボール。中学時代に県内の強豪高から誘われるほどだった。
宮本さんが自分に自信を持てるようになったのは米国で高校時代を過ごした経験だ。母と離婚して
米アーカンソー州に戻った父と暮らし現地の高校に通った。
肌の色も「きれいな肌だね」と褒められ、世界には多様な人々が暮らしていることに気づいた。日本に戻り、
バーテンダーなどの仕事をしたが、自分と同じ境遇の友人が日本に溶け込めないことを苦にして自殺した。
「人種的な偏見をなくしたい」。ミス・ユニバースに挑戦したのも、そんな思いだった。