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もう夏の甲子園はやめませんか? 高校野球を巡る諸問題はやめれば解決する
玉木和之氏(以下、玉木):負けたチームが次はどうやれば勝てるのかを考え、次の試合に挑む。それによって、チーム全体が、個々の選手が高まっていく。これがスポーツの醍醐味です。
トーナメントでは、「次の試合」はありません。トーナメントが浸透しているスポーツ(球戯)は、世界中で日本の高校野球くらいのものです。
■ 全国の野球活動をとりまとめる組織は存在しない!
小林:世界的に見ても、野球のやり方はリーグ戦が主流です。
ただ、甲子園のように多くのチームの中から1チームの優勝者を決めるためには、トーナメントが手っ取り早いのだと思います。
玉木:先ほど申し上げたように、トーナメントでは負けたら終わりです。
そうなると、勝てる戦術しか使わない。強豪校には、多くの素晴らしい選手がいますが、勝てる選手しか使わない。多様な戦術や様々な選手のプレーが表現されることもスポーツの醍醐味で、面白いところですが、トーナメントにより、その面白さが失われてしまっている。
もう30年近く前の話ですが、元プロサッカー選手のセルジオ越後さんに、甲子園について聞かれたことがあります。「なぜ応援団の中にユニフォームを着た選手がたくさんいるんだ?」「なぜ選手なのに試合に出ないのか?」「補欠って何?」
私は、はじめは何を聞かれているのか理解できませんでした。100人以上の部員がいる強豪校であれば、ベンチ入りできなかった選手は応援に回る。これが当然だと思っていたのです。
セルジオ越後さんは「選手には試合をやらせるべきだ」と仰っていました。ベンチ入りできない選手をレベル別に分けて、Aチーム、Bチームを作って試合をさせればいいじゃないか、と。
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