12/02/15 13:13:40.35 qu/keFtG0.net
みんなの党が名古屋市解体を提言
みんなの党は次期衆院選に向けた政策方針として、名古屋市の解体を柱とした独自の「中京都構想」を
まとめた。大阪都を掲げる橋下徹大阪市長との連携をアピールし、橋下市長に接近を図る大村秀章愛知県知事と
河村たかし名古屋市長に対抗する狙いがある。
みんなの党の都構想では、現行の愛知県を中京都とし、名古屋市を解体して全7区の特別区に再編する。各区は
人口30万人規模で、東京のように区長、区議は選挙で決める。
中京都は道路整備や防災対策といった広域にまたがる行政を担い、区の仕事は福祉を中心とした身近な住民サービスに
限る。大阪、堺両市の解体を掲げる大阪都構想に近い。
大阪都を掲げる橋下市長をめぐり、みんなの党は昨年11月の大阪ダブル選前から連携を模索し、選挙中は渡辺喜美代表が
たびたび応援に駆け付けた。12月には、大阪都構想の実現に向けた地方自治法改正案の骨子もまとめ、橋下市長に示した。
ただ、橋下市長はダブル選以降、石原慎太郎東京都知事、大村知事の2人と衆院選での選挙協力に向けた動きを加速。
大村知事と盟友関係にある河村市長も橋下市長に秋波を送り、いち早く動いたみんなの党の存在感は薄まりつつある。
みんなの党は次期衆院選で、東京、大阪、愛知の3大都市圏で支持の拡大を狙い、愛知では全15小選挙区での候補擁立を
目指す。独自候補を出す構えの大村知事、河村市長の共同公約である中京都構想で、2人が反対する名古屋市解体を打ち出して
橋下色の濃さをアピールする形だ。
党愛知県広域支部の鈴木丈章支部長は「橋下さんとは政策ありきで連携すべきだ。われわれの案で県民に議論が起これば」
としており、近く独自の都構想を正式に発表する。
【中京都構想】 愛知県と名古屋市の二重行政を解消し、国からの権限移譲を進める構想。大村秀章知事と河村たかし市長が
2011年2月の同日選で、共同公約として掲げた。方向性を協議する中京独立戦略本部の会合は今月9日に始まった。知事は
12年度末までに一定の具体像をまとめることを表明。2人は、名古屋市の解体、特別区への再編成は想定していない。
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