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連携めぐり、河村市長と大村知事に溝
名古屋市の河村たかし市長と愛知県の大村秀章知事が減税、中京都構想などを共通公約に掲げ、
圧勝したダブル当選から６日で丸１年。東京都の石原慎太郎都知事や大阪市の橋下徹市長との連携を
めぐり、２人の溝が明らかになってきた。先週、大村知事は東京を駆け足で回り、「石原都知事を
含め東京・愛知・大阪の三大都市連合で中央集権の枠組みを壊していこう」と持論を展開した。
来年度の県民税減税を断念した大村知事と、市民税５％減税を行う河村市長。握手が約束だった会見で
河村市長は「まぁ、ええわ」と、下を向いたままだった。不機嫌な理由は、橋下市長が先月、「大阪維新の会は、
減税については出せないと思う」と述べ、さらに石原都知事が「減税は聞く耳には良いが、国民もそんなことに
付和雷同するならバカだ」と言ったためだった。大村知事を市民はどう見ているのか。１００人に聞いた結果、
評価すると答えた人は５６人。評価しないと答えた人は４４人だった。６日の会見で、大村知事は「公約で
約束したことは（任期中に）やります」と語った。一方、蚊帳の外に置かれた河村市長は先週末、橋下市長と
極秘で会談。河村市長によると、減税政策についての結論を先送りし、今後も政策協議をすることで一致したと
いう。今後、２人の盟友関係は続くのか、どうか。
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