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「口利き防止」継続審議 特別秘書条例案は可決 名古屋市会委
名古屋市議会の総務環境委員会は１８日、市議らによる不正な口利きを防ぐための条例案を継続審議と
することを決めた。一方、過去３回にわたり否決された河村たかし市長の特別秘書設置に関する条例案は、
この日、「公務以外には従事しない」という付帯決議をつけ、自民、民主などの賛成多数で可決された。
条例案は、市職員に対する外部からの働きかけを全て記録することが柱で、自民党市議の口利きが指摘
された嘱託職員不正採用問題を受け、河村市長は条例制定に強い意欲を見せていた。だが、自民、民主などは
「市民への周知が不十分だ」などとして、さらに議論すべきだと主張。市長与党の減税日本は賛成すると
みられていたものの、委員会採決の直前に河村市長から、他会派に同調するよう指示されたという。
特別秘書の設置条例案に過去一貫して反対していた自民が２月定例会終盤に賛成に回り、市議会内には、
口利き防止条例案の継続審議と特別秘書設置条例案を巡って、一部市議と河村市長が水面下で調整を図ったと
の見方も出ている。特別秘書設置に賛成したことについて、最大会派・自民の伊神邦彦団長は「歩み寄りも
必要。政治的判断だ」と述べた。
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