13/06/08 11:38:28.60 AunLE/CL0.net
河村・名古屋市長、参院選巻き返しに意欲 「減税」回帰鮮明に
地域政党「減税日本」を率いる河村たかし名古屋市長が、今夏の参院選での巻き返しに意欲を見せている。「第三極」勢力の
結集に動いて失敗した昨年の衆院選から一転、今回は「減税」の看板を掲げて候補を擁立。国政への再進出を目指す。4月の市長選で
圧勝したこともあり、自信を取り戻しつつあるようだ。
「まあこのままいくと思いますよ」。5月22日、愛知選挙区(改選3)に擁立する新人候補を発表した記者会見。減税日本の看板の
まま参院選を戦うのか問われた河村氏は、こう明言した。
周辺によると、河村氏が参院選の候補擁立に本格的に動き始めたのは市長選の後。次点候補にダブルスコアをつける42万票余りを
獲得し、その直後から「これいけるだろ」などと周囲に見せる表情も変わってきたという。
河村氏は衆院選を控えた昨秋、「薩長土肥」(同氏)と幕末の倒幕勢力になぞらえて第三極の結集を目指し、自身が率いる減税と
日本維新の会との合流を目指したが断念。急きょ結成された日本未来の党に加わったが浸透不足もあり、同党から出馬した減税系の
候補は軒並み落選した。減税幹部は「未来への合流はプラスにならなかった」と振り返る。
河村氏も衆院選の惨敗に意気消沈。合流が立ち消えとなった維新が比例で躍進したこともあり、一時は参院選への候補擁立を見送る話
も浮上した。
流れを変えたのが4月の市長選だった。同日の市議補選でも維新の候補が敗北するなど、勢いに陰りが見え始めたことから「地域政党と
してまずは地元を固める」(周辺)との思いを強くしたようだ。
減税は参院選の候補者選びで、河村氏の政治塾の塾生や衆院選の元候補らを中心に10人ほどをリストアップ。衆院選の「反省」からか
河村氏の口から他党との連携話は出ず、最終的に新人で弁護士の宇田幸生氏(40)を愛知選挙区に擁立することが決まった。
河村氏は将来的な第三極勢力の結集については引き続き意欲を見せるものの、少なくとも参院選はまず減税としての議席を確保し、
国政への足がかりとしたい考えだ。
ただ愛知選挙区には河村氏のお膝元の名古屋市以外も含まれ、自民、民主、第三極など候補者乱立の様相。議席を巡る激戦が予想
される中、再び敗北するようなことがあれば河村氏の求心力にも影響しかねない。
URLリンク(www.nikkei.com)