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河村たかし名古屋市長 市長給与８００万円を諮問
４月の市長選で３選を果たした河村たかし名古屋市長は５日、公約通り市長給与と市議報酬を
削減し、恒久的に年間８００万円とする案を、特別職の給与などに関する市の審議会に諮問し、
夏までの答申を求めた。
河村氏は、市長給与８００万円を恒久措置とする条例案について、９月定例議会での提出を
目指している。
本来の市長給与は年間約２６００万円、市議報酬は同約１６００万円。市長給与は河村氏が初当選
した２００９年、市議報酬は１１年、いずれも特例条例で８００万円に引き下げられた。
市長給与に関する特例条例は、任期満了に伴い今年４月に期限が切れたため、河村氏は、引き続き
８００万円とする特例条例案を６月定例議会に提出する方針。
審議会は外部有識者らの委員で構成。恒久化の必要性に関する委員からの疑問に対し、河村氏は
「政治をやる者は市民の代表。『市民並み給与』を制度化しないといかん」と政治信条をあらためて
強調した。次回の審議会は７月１０日。
河村氏は０９年に初当選し、減税をめぐって議会と激しく対立し、あらためて信を問うとして辞職。
１１年の出直し選で再選され、任期満了に伴う４月の選挙で３選を果たした。
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