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アフリカからの研修員 広島のノウハウを母国へURLリンク(news.rcc.jp)
以前、この番組でアフリカの行政官たちの広島での研修の様子を紹介しました。URLリンク(news.rcc.jp)
かかしの姿にくぎ付けになるなど、文化の違いを実感する場面もありましたね。URLリンク(news.rcc.jp)
先日、ひと月半の広島での研修の成果を発表する場がありました。彼らはどんなことを吸収したのでしょうか。
発表会には、ナイジェリアやモザンビークなど、アフリカ8か国から参加した12人が参加しました。
彼らは、JICA=国際協力機構の招きで来日し、ひと月半の間、広島県内で研修を重ねてきました。
広島市佐伯区湯来町での休耕田を使った高級魚・ホンモロコの養殖事業の見学も、その研修の一コマです。
(ナイジェリア人男性)「WHY?…なぜホンモロコという小さな魚を選んだんですか?
もっと大きな魚だったらもっともうけが大きかったのではないですか?」
(清水早苗さん)「絶滅危惧種であること、それから市場では1キロが1万円で売買されることがあるという高級魚だということ、
育てやすいということです」
他にも、農作物の生産・販売現場を訪ねたり和裁や染物の職人から話を聞いたりするなど、県内各地を訪ねてまわりました。
アフリカの人たちがなぜ遠く離れ文化も違う日本で研修したのか。
その目的は、それぞれの母国で行政官として働く彼らが、母国の貧しい農村部などで新たな収入源を生み出すことです。
▽経営的な考え方を学んでもらう研修会を開きたい。
▽生産者がインターネットを使って消費者に直接販売する仕組みを作りたい。彼らは、母国で試したいプランを次々に発表しました。
コーディネーターをつとめた大学教授は、幅広い産業がある広島で研修したことが彼らにはプラスになったはずと総括しました。
(高千穂大・川名和美教授)「東京や大阪の都市だとやはり都市型産業に偏ってしまうが、
広島だと都市型産業もあれば農業を生かした6次化産業のように商品開発をしようとか地域で埋もれていた資源を復活させて
新しく商品化しようとか」「広島にある中小企業はすごく勉強になる地域なんです」
まもなくそれぞれの母国へと旅だった研修員たち。彼らが広島で学んだノウハウは、遠く、アフリカの地で花咲くことでしょう。[2013.9.17 18:55]