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今日の読売新聞編集手帳
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11月7日 編集手帳
2025/11/07 読売新聞
弥生人はどんなサラダを食べていたのだろう。魏志倭人伝に「倭地温暖、冬夏食生菜(倭の地は温暖で、冬も夏も生の野菜を食べる)」と記されている
◆いにしえよりの伝統食であるらしい「生菜」もいいけれど、いよいよ野菜たっぷりの温かい鍋料理が恋しい季節に入っていく。今年の暦ではきょうが「立冬」になる。さる3日、それを待ちかねたように、東京と近畿で木枯らし1号が同時に吹いた
◆鍋に欠かせない冬菜はハクサイだろう。来歴は意外に新しい。明治まで日本人はこの野菜のおいしさを知らずにいたようだ
◆日清戦争などで大陸に渡った兵士らが種子を持ち帰ったといわれる。<寄鍋の白菜雪のごとくなり 山口青邨〉。盛岡市生まれの俳人は東北の雪のように、こんもりと鍋に盛るのがお好みだったのかもしれない。農林水産省のホームぺージに、「今週のお手頃野菜」という欄がある。直近のをのぞいたところ、ハクサイは平年並みとあった。高くない食品を探すのが難しい時世のせいか、妙にホッとする
◆そういえば高値のおさまらない穀物がある。それも、茶わんに盛ると雪のように白い。