24/08/18 10:20:10.30 dAEsXUtp.net
>>26
重川一郎の要点を抜粋しておく
重川一郎(>>7より)
URLリンク(www.math.kyoto-u.ac.jp)
2013年度前期 確率論基礎
P7
確率空間例サイコロ投げの場合
確率空間として次のものを準備すればよい.
Ω={1,2,・・・,6}^N∋ω={ω1,ω2,・・・}
ωnは1,2,・・・,6のいずれかで,n回目に出た目を表す.
確率はη1,η2,・・・ηnを与えて
P(ω1=η1,ω2=η2,・・・ωn=ηn)=(1/6)^n
と定めればよい.これが実際にσ-加法的に拡張できることは明らかではないが,Kolmogorovの拡張定理と呼ばれる定理により証明できる.
P8
2.確率変数
確率変数
定義2.1 (Ω,F,P)を確率空間,(S,S)を可測空間とする.
ΩからSへのF/S可測写像X:Ω→Sを確率変数と呼ぶ.
ここにXがF/S可測写像であるとは,任意のB∈Sに対し,X^-1(B)={ω:X(ω)∈B}=Fが成り立つことをいう.
多くの場合Sは位相空間で,このときは断らない限り,S=B(S)とする.
特にS=Rのとき,Xを実確率変数,
S=Cのとき,複素確率変数,
S=R^dのとき,d次元確率変数という.