ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ9at MATH
ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ9 - 暇つぶし2ch630:ドナルドソン理論も役立 たない所で仕事をしたいと思ったのです.また,なぜ非単連結な楕円曲面かと言うと,単連 結な楕円曲面については,多重ファイバーのない場合にカス(A. Kas)とモイシェゾンィ(B. Moishezon)の定理があって,微分同相類が良くわかっているからです.楕円曲面は,複素 曲面の重要な例ですが,また位相的にもとりあつかいやすい形をしています. 1984年の後半に,非単連結な楕円曲面,とくにその大域的モノドロミーというものについ ていっしょうけんめい考えました.「石に頭をぶつけるようにして考えた」という記憶があ ります。そして,10月か11月ごろ,すっきりした結論が得られました.それは「特異ファイ パーは持つが,多重ファイバーを持たないような極小楕円曲面の微分同相類は,全空間と底 空間のオイラー数で決まる」という定理で,次の論文に発表しました: Y. Matsumoto, Diffeomorphism types of eniptic surfaces, Topology, 25, 1986.549-563. その後,上正明氏が,「多重ファイバーを3本以上持つ場合は,微分同相類は全空間の本モ トピー形で決まる」という定理を(1985年半ばに)証明し, M. Ue, On the diffeomorphism types of elliptic surfaces with multiple fibers, Inventiones math、84, 1986, 633-643. - , という論文で発表しました.ところが,ちょうど同じ1985年ごろユドナルドソンが彼の理論 を楕円曲面に適用して,「多重ファイバーが2本の場合には,楕円曲面の微分同相類がホモト ピー形で決まらない例がある(前述のドルガチェフ曲面と有理楕円曲面の例)」ということを 証明しました: S. K. Donaldson, La topologie diiferentielle des surfaces C.R.Acad.Sci, 301,1985,317-320. (引用終り) 以上




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