ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ9at MATH
ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ9 - 暇つぶし2ch558:rm大学で開催された第52回トポロジーシンポジ ウムで講演させていただいた.そのときのタイトルは 微分同相群とトポロジー! いくつかの問題と展望! であった.その初めの部分で,トポロジーの懸案の難問であったKervaire 不変量の問題 を取り上げた.この難問が,予想よりずっと早く2009年についにHill-Hopkins-Ravenel によって(ほとんど)解決された([16]参照).それをまず述べる. 定理1.1 (Hill-Hopkins-Ravenel [15]) Kervaire 不変量1 の枠付き多様体(framed manifold)が存在する次元は,2, 6, 14, 30, 62, 126に限る. 上記の次元のうち,初めの5個についてはすでに存在が知られており.126次元の場合 だけが問題として残った.これについてはいくつかの(ときに相反する)予想あるい は期待が述べられている(Atiyah, Snaith 等).   本題に戻って,今回の話の主テーマは,多様体および多様体の族の分類の理論の 発展を振り返ることである.基本となるのは,Euler 類およびPontrjagin 類を初めと するベクトルバンドルの特性類と,Pontrjagin-Thom 構成と呼ばれる指導原理である. 後者は,幾何的な問題とホモトピー論の問題を結びつける強力な手法である.  そして時間が許す範囲内で,上記と密接に関連する三つの事項:(i) 曲面バンドル の特殊性,(ii) 葉層構造の特性類の理論,(iii) Kontsevich の形式的シンプレクティック 幾何,の発展についても,微分同相群と直接に関連する部分にしぼって概観したい.最 後に筆者が重要と考えるいくつかの課題を述べる.




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