24/06/27 15:19:12.52 FMqWvPV/.net
>>81
>数学に限らず書物というものは、
>筆者は最初から書いて最後に至る
>最後の章が、結論部分で ラスボスがいるところ
残念ながら、田村一郎の「微分位相幾何学」はそういう単純な構成になってない
(そもそも1が考えるような単純な構成をとる数学書は実はそう多くない)
「微分位相幾何学」の場合、ゴールは実は2つある
1つはスメールの高次元ポアンカレ予想の解決
もう1つはトムのコボルディズムに始まりミルナーの異種球面に至る流れ
後者は実はミルナー&スタシェフの「特性類講義」と同様の方向性であるが
前者はそれとは全然別である
だから実質2冊だと思ったほうがいい
前者は予備知識はそんなにいらないかもしれないがもうできちゃった話なので正直発展性はない
後者は代数的トポロジーの知識がないと正直理解し難いと思うが興味深い