河東泰之「セミナーの準備のしかたについて」は本当に正しいのか?at MATH
河東泰之「セミナーの準備のしかたについて」は本当に正しいのか? - 暇つぶし2ch996:132人目の素数さん
24/01/19 13:38:46.31 cbeVFClI.net
河東 御大の記事”私はどうして数学者になったか”

URLリンク(www.ms.u-tokyo.ac.jp)
特集/
河東泰之, 私はどうして数学者になったか,「数理科学」 Vol.46-10, pp.78-83, サイエンス社,2008.(『数学の道しるべ』,pp.170-179, サイエンス社,2011に再録)

麻布中学に入ることになった.
数学は論理の積み重ねだから順番にきちんと一
歩ずつ学んでいかなくてはいけない,などとよく
言われるが,この頃は順番などまったく無視して
いた.「大学への数学」で受験問題を解いたり,「数
学セミナー」を読んで「エレガントな解答を求む」
をやったり,「解析概論」を読んだり,みな平行し
てやっていた.(「解析概論」が重要な本であると
いうことは「数学セミナー」で知った.すぐに買っ
てきて読み始めた.) さらに群論でも線形代数で
も手当たり次第に読んだ.

現在京都大学にいる中島啓氏と
同級生で,しょっちゅう休み時間にトランプをし
ていたのもこの頃である.

順番など気にせず,かたっぱしから読んだ.
よくわかったものも,まったくわからないものも
あったが,あまり気にしていなかった.数学書を
読むことがとにかく好きだった.ブルバキの日本
語訳や,岩波講座の「基礎数学」もこのころ買っ
たものである.
高校時代の最後になるが,広中先生が始めた高
校生対象の夏の合宿セミナー「数理の翼」という
ものが,私が高校 3 年生のときに始まった.このと
き 40 人くらい高校生が来ていたと思うが,4 人が
数学者になった.

3. 東大の頃
また少し時代が戻るが,大学では数学科に行く
ことに決めていたので東大理 I に入学した.(コン
ピュータは好きだったがそれを専門や仕事にする
気はまったくなかった.) 入学直後に,数学の勉強
会のサークル,物理学研究会数学パートに入った.
1 年上に現在北海道大学の小野薫氏がいて,同学
年に現在東京大学の小林俊行氏がいた.そこでい
ろいろな本の輪講をした.よいサークルだったと
思う.アールフォースの複素関数論や,ルーディ
ンの解析の本など,標準的な本から,もっとマニ
アックなものまでいろいろやった.このサークル
は今でもあるようである.


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