河東泰之「セミナーの準備のしかたについて」は本当に正しいのか?at MATH
河東泰之「セミナーの準備のしかたについて」は本当に正しいのか? - 暇つぶし2ch190:132人目の素数さん
23/12/08 22:03:48.67 LyVHDhhN.net
>>183
>自分の大学数学での失敗体験とその反省
ありがと
・大学入試を通った後だと思うけど、有名なガロアの理論(それは彼の第一論文)を知りたいと思って
 無謀にも岩波全書の「高等代数学I」(秋月・鈴木道夫)を、多分古書店で買って読み出したんだ
 しかし、冒頭から”群論”のところが、「作用域を持つ群」として定義されていたw
 当時、群論知らないのに”作用域”? という感じだった。なんどか前に進もうとしたが、挫折した
(小さくて薄い本でね。安かったんだ。後で、薄い本は記述が圧縮されているので、初心者の独習には向かないと知った)
・その後ガロア第一論文の和訳 現代数学の系譜 が出て、それを買ってチャレンジした
(もともと、現代数学のガロア理論よりも、第一論文を読んでみたかったんだ)
 守屋 美賀雄先生の解説、むずかった。あまり理解できなかった
・それで、服部昭先生の「現代代数学」を買って読んだ。回数だけは10回以上読んだかな?
 覚えているのは、体の単(項)拡大定理。後は、あまり記憶に残っていない。理解できなかったと思う。本は処分した
・そのうち、矢ヶ部 「数III方式ガロアの理論」で、これは歴史の順に丁寧に解説してあって
 かつ、ガウスは足場を見せない主義だが足場を積極的に見せる方針とまえがきにあるとおり、説明が丁寧だった
・この後、倉田令二朗「ガロアを読む―第1論文研究」を読んだ
 矢ヶ部の後だったから、なんとか読めた
・その後、エム・ポストニコフ 「ガロアの理論 (1964年)」が良いとネット情報にあったので、古書を入手して読んだ
 矢ヶ部、倉田と読んだ後なので、かなり読めた
・ここまで済むと、そこら市販のガロア本は開けば殆ど知っていることばかりになった
・なお、Coxのガロア本は秀逸です。現代数学と数学史が並行で記述されている。レムニスケートの虚数乗法まである
ある人が「ラグランジュの分解式が分かったから、ガロア理論が分かった」といった
すぐデタラメを見抜くことができたw
(反省など)
1)自分のレベルにあった本を選ぶべし(大学初年で「高等代数学I」(秋月・鈴木道夫)とか無理
 同様に、現代数学の代数に無知では、服部昭先生「現代代数学」も無理
 こんなの、定義や定理を写経しても届かないと思う。無理すると廃人決定でしょう)
2)複数の本を読んだのが良かったと思う。一冊を完璧にとは思わなかった
(しょせん本は著者の個性が出る。合う合わない、誤植も含めて、複数の本で補うべしと思う)
つづく


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