23/11/17 06:25:12.74 z3G3mMiE.net
>>85の続き
「ホッブズ曰く
自己保存のために暴力を用いるなど積極的手段に出ることは、
自然権として善悪以前に肯定される。
ところで自己保存の本能が忌避するのは死、とりわけ他人の暴力による死である。
この他人の暴力は、他人の自然権に由来するものであるから、
ここに自然権の矛盾があきらかになる。
そのため理性の予見は、各自の自然権を制限せよという自然法を導く。
自然法に従って人びとは、各自の自然権をただ一人の主権者に委ねることを契約する。
だが、この契約は、自己保存の放棄でもその手段としての暴力の放棄でもない。
自然権を委ねるとは、自然権の判断すなわち理性を委ねることである。
ホッブズ曰く主権は、第一義的に国家理性なのである。
また以上のことからあきらかなように、
自然状態では自然法は貫徹されていないと考えられている。」