純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)15at MATH
純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)15 - 暇つぶし2ch10:132人目の素数さん
23/08/10 06:05:53.09 W8jWAT9d.net
■証明
確率1-εで当てられる
やろうとすること
無限列の集合を同値関係で類別する
□同値関係の導入
実数列の集合 R^Nを考える.
s = (s1,s2,s3 ,・・・),s'=(s'1, s'2, s'3,・・・ )∈R^Nは,
ある番号から先のしっぽが一致するとき(∃n0:n >= n0 → sn= s'n)
同値s ~ s'と定義しよう.
□確認
(注:関係a~bが同値関係であるとき
 反射律 a~a
 対称律 b~aならばa~b
 推移律 a~bかつb~cならばa~c
 を満たす
 反射律、対称律を満たすことは自明である.)
念のため推移律をチェックすると,
sとs'が1962番目から先一致し,
s'とs"が2015番目から先一致するなら,
sとs"は2015番目から先一致する.
□代表元の選択
~は R^N を類別するが,各類から代表を選び,代表系を袋に蓄えておく.
(注:代表元が取れることは、選択公理によって保証される(Gabay-O'Connor))
幾何的には商射影 R^N→ R^N/~の切断を選んだことになる.
任意の実数列S に対し,袋をごそごそさぐってそいつと同値な
(同じファイパーの)代表r= r(s)をちょうど一つ取り出せる訳だ.
□決定番号の定義
sと(sが属する同値類の代表元)rとが
そこから先ずっと一致する番号をsの決定番号と呼び,d = d(s)と記す.
□無限列が属する同値類の確認方法
sd,sd+1,sd+2,・・・を知ればsの類の代表r は決められる.
更に,何らかの事情によりdが知らされていなくても,
あるD>=d についてsD+1, sD+2,sD+3,・・・が知らされたとするならば,
それだけの情報で既に r = r(s)は取り出せ, したがってd= d(s)も決まり,
結局sd(実はsd,sd+1,・・・,sD ごっそり)が決められることに注意しよう.
(補足)
sD+1, sD+2,sD+3,・・・:ここでD+1などは下付添え字


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