23/05/12 14:19:52.64 8N+iMHPr.net
>>27
斎藤 毅氏の哲学(下記)
URLリンク(www.ms.u-tokyo.ac.jp)
斎藤 毅
URLリンク(www.utp.or.jp)
URLリンク(www.ms.u-tokyo.ac.jp)
「数学原論」 『UP』2020年5月号
数学原論
現代数学全体に確固たる基礎を与えようNブルバキ
東京大学出版会で本を1冊書くたびにUPにも同じ題
で書くことになっている
数学の一体性
科学のどの分野でもそうだと思うが?研究が進むにつれて専
門化細分化が進んでしまう
数学原論の視界
数学原論 で現代の数学を学ぶとその先に何が見えてく
るのだろうか 登山道を一歩一歩踏みしめて頂上に着いたら
そこからの眺めを楽しみたい 数学本を読み終えたあとも
苦労して勉強して終わりではなく こんなことがわかるよう
になった という達成感にひたれないだろうか
そこで代数 幾何 解析が交錯する場として楕円曲線を最
終章で紹介する構成にした 楕円曲線は フェルマの時代
にすでに研究されていた古典中の古典である フェルマの
時代から3世紀半の時を経て二十世紀末にようやく証明され
たフェルマの最終定理も楕円曲線の性質を証明すること
で解決されたのだった
目標が決まればそれに応じて本の内容も固ま?てくる?楕
円曲線を目標にするのならリーマンの幾何学の着想の出発
点ともなったリーマン面は外せない 多様体の定義も現代的
なことばで書きたくなる
構想が固まってみるとネタ不足に悩んでいたはずが じ
わじわとページ数が増えていく のれんをわけてもらってい
るといっても はじめの見込みよりずっと分厚い本を書くと
ころまで本家をまねるつもりはなかったのだが