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漱石の解説本を、もう一冊借りてある、漱石のユーモア 「明治」の構造 張建明著(下記)
”第5章 都会と田舎の間”に、「2 三四郎の上京」つづいて「3 知識青年たちの苦悩」がある
なるほど、漱石のユーモアなんだ
そして、”第6章 西洋との葛藤?漱石のまなざし”
西洋の夫婦に、「ああ美しい」 「お互いは哀れだなあ」と言い出した。「こんな顔をして・・」
これは、コンプレックスか
「滅びるね」は、日露戦争で巨額の借金が残ったこと(下記)
を夏目先生は言っていると思う
余談ですが、弁当の折おりを窓から投げたり、名古屋で女と同宿とか、学校の教科書では使えないだろうねw
(参考)
三四郎の構想手稿 wikipediaより
URLリンク(upload.wikimedia.org)
URLリンク(shinshomap.info)
漱石のユーモア 「明治」の構造 張建明著
講談社, 2001,
内容
「叩かれて昼の蚊を吐く木魚かな」俳句、落語、古今東西の文学を駆使して漱石は明治を笑う。
金権主義を風刺する『猫』。
学校を笑う『坊っちゃん』。
『それから』にこめられた文明開化へのまなざし。
魯迅の笑いとの比較を通じ、漱石と彼が生きた明治という時代を捉え直す。
目次
第1章 笑いからみた漱石
第2章 ユーモアはいかに生まれたか
第3章 「人間」を笑う「猫」
第4章 学校を笑い飛ばす?『坊ちやん』の学校論
第5章 都会と田舎の間
第6章 西洋との葛藤?漱石のまなざし
第7章 魯迅の笑い・漱石の笑い
URLリンク(www.aozora.gr.jp)
三四郎 青空文庫
夏目漱石
「まだ出そうもないのですかね」と言いながら、今行き過ぎた西洋の夫婦をちょいと見て、
「ああ美しい」と小声に言って、すぐに生欠伸なまあくびをした。三四郎は自分がいかにもいなか者らしいのに気がついて、さっそく首を引き込めて、着座した。男もつづいて席に返った。そうして、
「どうも西洋人は美しいですね」と言った。
つづく