23/03/24 21:06:35.27 wM9/QPOi.net
>>725
>ガウスも同様な見込みのもとに
>複素解析の大著を表す計画を
>持っていたらしい
ありがとう
高木 「近世数学史談」の”9 書かれなかった楕円函数論”
に、
「ガウスの計画は恐らくは第一部 超幾級数、第二部 agM及びmodular function、第三部 楕円函数を総括するのであったろうと
Schlesinger が想像する。当たらずとも遠くはあるまい」
と書かれています
(有名な話なので、みな知っていることでしょうが)
また
「1928年にアーベルの楕円函数論(Recherches)がCrelle誌で発表された後に、ガウスがベッセルに書いた手紙の中に
上記著述の三分の一ほどはアーベルの論文が出て不用に帰したと言っている」(高木)
と記されていますね
でも、ガウスはいまでは数学者として認識されていますが
当時のガウスは、天文台長が本職と考えていたのかも
実際、数学だけみて寡作と判断されがちですが、天文学の論文はかなり書いていると、どこかで読みました
なお
agMは、下記の算術幾何平均のことです
URLリンク(ja.wikipedia.org)
算術幾何平均
算術幾何平均(さんじゅつきかへいきん、Arithmetic-geometric mean)とは、2 つの複素数(しばしば正の実数)に対して算術平均(相加平均)と幾何平均(相乗平均)を繰り返し用いて作られる数列の極限のこと。
{\displaystyle \Re (b/a)>0} の場合、算術幾何平均は次式の楕円積分で表される。
URLリンク(en.wikipedia.org)
Arithmetic?geometric mean