23/03/04 21:35:45.48 qLJkywT3.net
一般の代数拡大体上での多項式の因数分解はかなり高度なアルゴリズムになる。
だが、数学としてであれば、多項式がある体上で可約か既約かは(定義から)
決まるものであり、そうして既約でなければ可約であるから、その因子をとれば
うんぬんと実際には具体的な手順をなんら示さずに議論を進めていくことができる。
もちろんそれだとちっとも構成的ではないから、実際に与えられた問題に対しては
有効になりがたい。
Q上の多項式の因数分解もそんなに易しいものではない(大学の1年生や2年生
などには到底無理)のに、Qの代数拡大体K上の多項式の因数分解ともなれば
それに輪をかけて難しくなる。
さらに一般の体A上の代数拡大体の因数分解ともなれば。。。