22/08/30 20:52:03.45 CQLzxpCp.net
>>115
> いま、決定番号D(有限)が得られたとしよう
> これは、上記2)のように、Dから先の無限個の箱の数が全て一致していることを意味する
> その確率は、明らかに1/p^∞=0(確率0)である
ワケワカさんが居るので、くどいが補足します
<補足>
1)決定番号D(有限)の定義は”Dから先の無限個の箱の数が全て一致していることを意味する”で、時枝記事の通りです(下記ご参照)
2)確率計算で、まず、列長さが有限から考えよう
・列長さ1つまり1対の箱で、p進で0~p-1の数をランダムに入れるとすると、列が一致する確率は1/p(∵全体はp^2通りで、一致はp通りだからp/p-2=1/p)
・列長さ2つまり2対の箱で、p進で0~p-1の数をランダムに入れるとすると、列が一致する確率は1/p^2
・列長さnつまりn対の箱で、p進で0~p-1の数をランダムに入れるとすると、列が一致する確率は1/p^n
・列長さ可算無限長の箱の数列で、p進で0~p-1の数をランダムに入れるとすると、列が一致する確率は1/p^∞=0 (∵n→∞)
3)さて、時枝記事では、決定番号Dで可算無限長の列で、先頭から数えて、Dから先の無限個の箱の数が全て一致しているという
そのような状態を生じる確率は、上記2)項の最後の計算が適用できて、確率0となる
4)なお、>>115で述べたことを繰り返すが、確率0と非存在とは異なる
無限長列の有限決定番号D(及びそれを生じる列)は存在するが、その確率は0
存在確率0の有限決定番号を使って、99/100を導いても、実際の確率は(99/100)*0=0となる(二つの事象の積)
以上
(参考) 決定番号の定義は、下記174にあり
箱入り無数目を語る部屋2
スレリンク(math板:172番)-174