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数論幾何学
整数論の問題を、代数幾何の手法で研究する、あるいは代数幾何の主対象である
代数多様体(もっと広くスキーム)の整数論的な性質を研究する分野である。
ディオファンタスによる研究(初等整数論の範疇)から考えても、その起源は古いが、
現代的な意味での数論幾何学の始祖はアンドレ・ヴェイユ
(合同ゼータ関数に関する研究、モーデル・ヴェイユの定理の証明のほか、
任意の体上での代数幾何学の研究など)といえるだろう。
1950年代後半以降のアレクサンドル・グロタンディークらによるスキーム論および
それに関連する各種理論の発展により、爆発的な発展を遂げ、
現在では数論の中核に位置しているといえる。